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現地で働く?専業主婦?気になる駐在妻のキャリアについて大調査!【駐妻白書2020】

  • 2020.9.12
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婚活の末結婚を決めた彼が、結婚したばかりの夫が、急に海外転勤になったら…あなたならどうしますか?サラリーマンである以上、辞令は急にやってきます。今の時代珍しいことではなくなりつつある海外転勤。それに帯同して海外に移り住んだ奥様達を世間では『駐妻(ちゅうづま)』なんて呼ぶらしい。実は、筆者自身も新婚早々 夫に帯同して海外へ引っ越した、いわゆるアラサー「駐妻」の一人です。

【駐妻白書2020】では、世界各国に住む駐在員の奥様72名にアンケートを実施!すでに駐在している方や駐在予定の方はもちろん、未知の世界をちょっと覗き見してみたい!なんて方にも分かりやすく、謎のベールに包まれた「駐妻」の生活や実情、リアルな声をお届けしていきます。

第11弾の今回は、前回の「こんなはずじゃなかった!?想像していた駐在生活と現実のギャップを大調査!」のアンケートにも多く回答が集まった、駐在妻のキャリアと現地での過ごし方についてご紹介していきます!

駐在妻のリアルな生活アンケート①赴任前、日本で仕事はしていましたか?

90%以上の方が赴任前に日本で『仕事をしていた』と回答。業種は様々ですが、バリバリ働いていたけれど、配偶者の転勤を機に退職または休職したという声も多く集まりました。

駐在妻のリアルな生活アンケート②駐妻になってから、現地で仕事をしていますか?

駐妻になってからのキャリアについては、75%の方が仕事をしていないと回答。約14%が休職中で、赴任先でも仕事をしているのは僅か10%ほどという結果に。

駐在妻のリアルな生活アンケート③雇用形態は?

赴任先で仕事をしている方の雇用形態は様々で、現地採用、日本からのリモートワーク、自営業など…その他にも、現地で日本語を教えているという方もいらっしゃいました。

国や会社によって帯同家族の就労規定は様々で、家族も無条件で就労可能なケース、申請さえすれば就労可能なケースなど、詳しくは会社の人事や移民局に確認が必要です。基本的には帯同ビザで入国した家族の現地での就労を認めていない国も多く、それでも現地で働きたい場合は、現地でスポンサーを見つけて個人的に就労ビザを取得する必要があるようです。

駐在妻のリアルな生活アンケート③平日は何をして過ごしていますか?

75%の方が現在ビザや会社の規定などが理由で就労していない、または日本での仕事を休職中という結果から、今回は平日の過ごし方についてもアンケートを実施しました。

一番多かった回答は『家事』。以前の調査でも明らかになったことですが、ほとんどの方が家事はアウトソーシングせず自身で行っているため、多くの時間を家事に割いているという回答が目立ちました。料理教室に通って現地の料理を学んだり、海外在住ならではの家事の楽しみ方もあるようです。

次に多かったのが、SNSやYoutubeなど『ネットサーフィン』。他にも、学校や趣味、習い事、友人とのランチなど…様々な過ごし方が!

習い事の内容は、語学や料理教室、ヨガやダンスなど…現地でもアクティブに活動している方が多く見受けられました。趣味の内容は、トレーニングやブログ更新、料理、お菓子作り、ペットの世話など…多岐にわたるようです。

ビザや会社の規約など…駐妻が現地で働くには高い壁が

今回は赴任前のキャリアと現地でのキャリア、現地での過ごし方について調査していきました。中には休職中、前向きにお休み期間や育休と捉えて、現地での生活を楽しんでいるという声も聞きますが、現実問題、駐妻になることでキャリアが一度ストップしてしまうことは避けられないようです。ビザや会社の制約など、現地で駐在妻が働くには、大きな壁があると改めて痛感しました。次回、第12弾では駐妻生活から学んだこと、駐妻生活から学ぶ女性の幸せについてご紹介していきます。

文・写真/山水 由里絵(やまみず ゆりえ)
大学卒業後は広告代理店に勤務し、結婚を機に駐在員の夫に帯同し中国へ引っ越し。気づけば駐在生活も4年目に突入。現在は旅行関連の記事をメインに、CLASSY.読者と同世代のフリーランスライターとして活動中。2019年9月よりCLASSY.ONLINEで随筆をスタート。

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