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沖縄のショッピングは屋外型のモールで。港川と瀬長島、人気エリアのコロナ禍対応策

  • 2020.9.11
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観光スポットが数多く点在する沖縄にあって、屋外型ショッピングスポットは、オープンエアで室内を移動する場面がほとんどないのがメリットで、店舗ごとの感染対策もしっかりと行われている。この記事では、港川外国人住宅街と瀬長島ウミカジテラス、2つの屋外型ショッピングスポットの今をお伝えする。

「港川外国人住宅街」の人気店はオンライン販売をスタート

住宅街内の各通りにはアメリカの州名が付けられ、おしゃれな案内板も設けられている。訪れたのは平日の昼間だったが、行き交う人々の姿も見られた。

そのうちの1店、「黒糖カヌレ ほうき星」へ。カヌレとはフランス生まれの焼き菓子のことで、港川にある本店を含め、3店舗を運営している。
4月下旬から5月末までは店頭での営業を休止し、その後営業を再開したとのことだが、売上は前年比4分の1まで落ちている。

「これまでは海外、国内の観光客の方が半々でした。観光客が少なくなった代わりに地元客の姿が多く見られるようになったのは嬉しいです。Go Toトラベルキャンペーンにより若干お客様は増えましたが、それほど効果は感じられていないですね」(黒糖カヌレ ほうき星 伊藤ちひろさん)

感染対策としては、店内にアルコール消毒の設置、レジ前に飛沫防止のフィルターを設置、スタッフのマスク着用などを徹底している。

また、コロナ禍の期間限定でオンラインショップでの販売も行っている。

「本来であれば沖縄限定の販売にこだわっていましたが、今沖縄に来られない、旅行に来られない方達に、カヌレを食べていただけるようにオンラインショップを始めました。そちらもぜひご利用いただきたいです」(伊藤さん)

沖縄・多良間島の黒糖を使った絶品カヌレ。オンラインショップで購入ができるので、気になる人は、取り寄せてみてはいかがだろう。
(2020年8月17日 午後2時頃 撮影)

今できるサービスをしていきたい「瀬長島ウミカジテラス」

訪れた日は県独自の緊急事態宣言発令中。海側にある駐車場が閉鎖されていて、利用者は開放されている海とは反対側の駐車場に車を止めて買い物をしていた。停車している車は地元の車とレンタカーが半々程度。取材した時間帯が昼前だったということもあり、昼食向けの飲食店などには客が集まっていた。

先月も取材をしたウミカジテラス。今回は、施設内にある「エイトマンズシーバーグ」へ行ってみた。フィッシュバーガーなどが人気の店舗だ。

瀬長島ウミカジテラスの休業に合わせて、4月から5月下旬まで店を閉めていたエイトマンズシーバーグ。その影響もあり、売り上げは前年比20%程度まで落ち込んでしまったという。

再開後、Go Toトラベルキャンペーンの始まった7月後半頃までは客足が徐々に回復していたが、感染の再拡大によって再び厳しい状況に立たされている。

しかしそんな中でも、店は感染対策をして営業中だ。来店客へのマスク着用のお願いや消毒液・注文口のビニールカーテンの設置、店内・テラス席の椅子の間引きを行っている。

また、期間限定で地元の方向けに沖縄の食材を使ったメニューを安価で提供し好評だったが、観光客の割合が大きいウミカジテラスだけに、もっと観光客が戻らないと売り上げの向上は見込めないという。

だが、店長の漢那 亘さんは「今後は、近隣へのデリバリー対応を検討しています。困難な状況ですが、飲食業界としてできることをしていきたいですね」と、前向きに話をしてくれた。(2020年8月17日 午前11時頃 撮影)

GoToトラベルキャンペーンは始まったが、県独自の緊急事態宣言の発令などで、まだまだ通常通りとはいえない各スポット。しかし、各施設やそれぞれの店舗では、しっかりと感染対策を行いつつ、この期間だからこそできるサービスを行っている。ぜひ安心して各店舗を訪れてほしい。

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