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「飲み会断ったよ」報告に、恩を着せられているような感覚に…【体験談】

  • 2020.9.11
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初めての出産と育児は、負担が想像以上。「夫も事前にたくさん勉強してくれて、きっと協力してくれるはず!」と思っていても、「なんだか思っていたのと違う」ということが多かれ少なかれありました。そんな夫との温度差によって衝突してしまった体験談を紹介します。

忙しいながらも協力してくれる夫

夫とは職場結婚で、私は出産を機に退職しました。季節によってまちまちではありますが、私が勤めていた会社は残業がそれなりにあります。私も自身の経験から、夫が育児に関われるのは週末くらいになってしまうだろうなとはじめから割り切っていました。

それでも夫はできる限り早く仕事を切り上げ、娘をお風呂に入れ、寝るまでの時間、一緒に遊ぶことを楽しみに頑張ってくれていました。

徐々に増え始めた「飲み会、断ったよ」報告

毎日、会社を出る時間を連絡してくれる夫なのですが、娘が生後3カ月を迎えるあたりから「飲みの誘い、断ったよ」というメッセージが多用されるようになりました。

最初は「悪いな」「ありがたいな」と思うこともありましたが、だんだんと恩を着せられているような感覚になってしまい、私のイライラが少しずつたまり始め、ついに夫と衝突してしまいました。

夫の真意とは

元々飲み会は断らずに出席していた夫は、あまり頻繁に行くのは私に悪いと思っていたようで、その点は私も納得できました。また、「お風呂に入れなくては!」という使命感とお誘いを断るしんどさの板挟みになっていたようで、その気持ちをわかってほしいという意味も含まれていたようです。

恩を売る気はなかったようですが、「毎日ひとりで娘の世話と家事をしながら生活しているなかで、曲解して受け取ってしまう私の精神状態も考慮して」とお願いし、仲直りしました。

男性と女性の考え方や感じ方は、まったく違うと言います。私もこの経験でそのことが身に染みました。育児中心になる私、仕事とのバランスが難しい夫、それぞれの思いをしっかり共有することが大事なのだと学びました。

イラスト/sawawa

監修/助産師REIKO


著者:猿渡うみ

0歳女児の母。出産を機に会社を退職。妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。

ベビーカレンダー編集部

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