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『「わがまま」と「甘え上手」は紙一重!? カワイイつもりが自爆してしまった婚活失敗3例』婚活アドバイザー、植草美幸(第107回)

  • 2020.9.10
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「おまかせします」より「お願い♡」が正しい気遣い


こんにちは、結婚相談所マリーミー代表で婚活アドバイザーの植草美幸です。

婚活相手の男性から「今日のデート、どこに行きたいですか?」と聞かれたら、みなさんはどう答えますか?

普段はモノ言う女子も婚活中に限っては、 “良かれと思って”「おまかせします! 私はどこでもいいです」と言う方が多いのよね。でも、お互いの共通点や好みを知らない状況で「なんでもいい」と丸投げされるのは、恋愛経験の少ない婚活男子にとって大きな負担です。

「じゃ、僕の行きたいところで!」と言葉通り受け取る、もしくは「ヤバイ、どうしたらいいんだ??」と焦りまくる、その結果、女性側は「え、デートなのにこんなお店」と気に入らないことがほとんど。これが原因で交際終了となることも少なくないのが現実。

では、どうしたらいいのか。答えは、自分の希望をストレートに「○○に行ってみたいな、○○が欲しいな。お願い♡」と伝える。これだけです! 実際、可愛く「お願い」を言える甘え上手な女性は、いくつになってもモテるもの。気持ちや要求が分かりやすいと探り合いにならずに済むし、男性は頼られている自分に自信を持てて、相思相愛をより感じられ絆も深くなっていくのです。

とはいえ、 甘えすぎて、頼りすぎて“自爆”してしまう婚活女子もいます。「わがまま」と「甘え上手」そのさじ加減はどんなところにあるのでしょうか。

私がお世話をした中で、こんな婚活の失敗事例がありました。

CASE1 婚約指輪が倍額に!? おねだりしすぎて自爆

私の相談所ではプロポーズの指輪を購入する際に、双方の間に立ち女性には希望のエンゲージリングを聞いて男性に伝えたり、男性には予算を聞いたりと婚活アドバイザーが購入のポイントをサポートしたりして適切に導くこともあります。

このカップルの場合、事前に男性側から聞いた予算は60万円。しかし、ジュエリーショップであれこれと見ているうちに「これ可愛い、こっちも♪」と、どんどん値段が跳ね上がり、男性もつい見栄を張って「もちろんいいよ」と快諾してしまいます。お店の方は事情を知りませんから「こんなデザインもありますよ」とハイクオリティな商品を次々に勧められ、気づけば予算の倍額以上に。

デート終わりに男性から結婚相談所へ泣きの電話が入ったことで事態が発覚。女性は「いいよって言ったから、つい甘えてしまった……」と反省しましたが後の祭りで、破談になってしまったのです。

CASE2 「今すぐ会いたいの」駆け引きのつもりがフラれるきっかけに

学生時代の恋愛気分で、女性は所構わず、深夜3時に彼に電話。男性は「こんな時間にどうしたの? 何かあった?」と驚きますよね。彼女は甘えた声で「声が聴きたくて。いますぐ会いたいの~」と言うと、彼は「俺、明日6時起き……寝るわ」と電話を切り、その後、音信不通に。

付き合っているけれど、大好きな彼にもっと自分を好きになって欲しいと思うのが女心かもしれないけれど、相手にとってプラスになることかどうかは冷静な見極めが必要です。

CASE3 「私の前でお肉を食べないで」食の不一致が離婚原因に

バツイチで結婚相談所に登録した男性の元奥さんは、結婚前は多少好き嫌いがある程度だったのですが、結婚後に肉・魚・卵・乳製品などの動物性食品を食べないヴィーガンに。彼の食生活にも口を出すようになり、「私の前でお肉を食べないで!」と泣かれてからは完全に食事を分けてするようになったのだとか。「彼女の気持ちは尊重したかったけど、一生一緒に食事を楽しめないのはつらい」ということになり、離婚に至ったそうです。

お互いの健康や子供への影響はもちろん、アレルギーや宗教などの複雑な問題もはらんでいる「食の不一致」は深刻で、離婚や破談の原因に十分になりえる問題です。

ただのわがまま」では自爆の一途! 男性心理を俯瞰で見て

一生続く結婚生活を快適に過ごすためには、婚活でも自分の気持ちをストレートに伝えるコミュニケーションが重要であることは確か。ひとくちに「甘え」と「わがまま」の境界線を分けるのは難しいけれど、「それ、相手にとってプラスになるの?」という俯瞰の目線を忘れてはいけません。

婚活女子のみなさんがよりよい男性を見極めようとするように、相手男性も「生活力、家事スキル、常識力」を見定め、明るい将来をイメージできるかどうか目を凝らしているのです。非常識で家庭を任せられないような女性は、どうしても結婚相手の条件から外れてしまいます。

そして、今の男性は「頼られたいけれど、頼りたい」と思っているのが本音。成婚が決まった際に決め手を聞いてみると「頼りがいがあった」という答えが増えているのがその証拠。甘え上手が好きという男性であっても、一部を除いて、非常識なわがままや、べったりと依存して欲しいということではないと心得ておきましょう。そんな気持ちを理解すれば、「甘えすぎて自爆」を回避できるはずですよ。

*個人情報保護のため、一部アレンジしています。

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