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長持ちするローストビーフの保存方法とは?冷凍・解凍のコツを紹介!

  • 2020.9.6
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余ったローストビーフは、適切に保存することで長持ちさせられます。冷蔵や冷凍など、いろいろな方法があるので保存したい期間に合わせて選んでみましょう。また、ローストビーフを保存するときは酸化を防ぐことも大切です。おいしく保存できる方法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。




■ローストビーフの保存可能期間ってどのくらい?
ローストビーフは一度に食べきれず、余りを保存することもあるか思います。適切な方法で保存をしていれば、最後までおいしく食べきることができます。まずは、ローストビーフの保存可能期間の基本についてチェックしていきましょう。

・未開封の市販品は手作りより長持ち



ローストビーフの保存期間は、市販品か手作りかによって変わります。市販品の場合は、パッケージに記載されている消費期限を確認してください。一般的に、真空パックされている市販のローストビーフの保存期間は3週間程度とされています。真空でパッケージングされているので、通常の状態よりも長持ちするのが特徴です。開封をした後は空気に触れて傷みやすくなるため、保存期間は3日程度になります。

また、手作りローストビーフは市販品よりも保存期間が短いです。適切に保存した場合は、大体2〜3日程度が賞味期限になります。ただし手作りローストビーフは傷みやすいので、保存方法に関わらず早めに食べきるのがおすすめです。

・かたまりの方が日持ちしやすい



スライスしたローストビーフとかたまりのローストビーフでは、かたまりの方が日持ちしやすいです。なぜなら、ローストビーフはカットした面から劣化が進んでいくからです。カット面が乾燥し、食感や風味も落ちていきます。ローストビーフを長持ちさせたいと思ったら、なるべくかたまりのまま保存することを心がけましょう。

もしスライスした後に保存したいと思ったら、きちんと密閉することが大切です。しっかりと密閉保存をしていれば、カットした面から劣化が進むのを防げます。こうしたことを念頭に置いて、ローストビーフの保存を行ってみてください。

■ローストビーフを保存場所と賞味期限



続いては、ローストビーフの保存場所と賞味期限について紹介します。冷蔵や冷凍などいろいろな保存方法がありますが、ローストビーフには何が適しているのでしょうか。どのくらいで食べきれば良いのかも含めて、見ていきましょう。

・常温の保存期間


基本的に、ローストビーフを常温保存するのはおすすめできません。常温だと雑菌が繁殖しやすく、ローストビーフが傷む原因になります。特に夏場は暑さや湿気で雑菌が増えるので、常温保存は避けましょう。また、常温保存をしていると味が落ちやすくなるのも問題です。おいしく食べるという意味でも、常温保存はしない方が無難です。

どうしても常温で保存しなければならない場合は、保冷剤をつけておくと安心です。ラップで包んだ上に保冷剤をつけ、ローストビーフの劣化を防いでください。そして、なるべく早く冷蔵庫や冷凍庫に入れるように心がけましょう。

・冷蔵庫の保存期間



ローストビーフを作ってから数日で食べきれるのであれば、冷蔵保存が適しています。冷蔵であれば解凍する必要がないので、食べたいときにすぐ取り出せます。冷蔵保存をした場合、かたまりのローストビーフなら3〜4日程度持つでしょう。スライスしたローストビーフなら、2〜3日程度が保存期間になります。どのくらいで食べきるのかも考慮して、保存方法を選んでみてください。

・チルド室の保存期間


「冷凍保存はしないけど、なるべく新鮮な状態を保ちたい」というときにおすすめしたいのが、チルド室での保存です。チルド室は冷蔵室よりも温度が低く、大体0℃程度の温度をキープしています。これは、生鮮食品が凍る手前の温度です。2〜5℃に保たれている冷蔵室よりも肉の熟成が進みにくく、ローストビーフの劣化を防げます。

また、チルド室には扉がついているので外気の影響を受けないのも嬉しいポイントです。冷蔵庫内のにおいがつく心配も少なく、おいしいローストビーフを保ちたいときにぴったりな場所といえるでしょう。そんなチルド室でローストビーフを保存した場合、日持ちは1週間程度になります。

・冷凍庫の保存期間



大きなローストビーフで食べきるのに時間がかかるときなどは、長期保存ができる冷凍が最適です。冷凍保存であれば、1ヶ月程度日持ちさせられます。1ヶ月も保存できるなら、大きなローストビーフも食べきれそうですね。

また、真空パックが可能な家庭用のシーラーがあれば、さらに保存期間は長くなります。空気を完全に抜いて酸化を防ぐことで、2ヶ月程度は冷凍保存可能です。ただし、冷凍保存期間が長くなると冷凍庫のにおいがつきやすくなるため、保存期間が長くなったとしても、なるべく早く食べるのを意識することが大切です。

■ローストビーフの酸化を防ぐ保存方法



ローストビーフを保存する上で重要になるのが、酸化の防止です。空気に触れて酸化が進むと品質の劣化が進み、おいしく食べられなくなります。そこで、どのようにすれば酸化を防いで保存できるのか、基本的な方法をまとめました。ローストビーフを保存するときの参考にしてみてください。

・水分をふき取る



まずは、ローストビーフの表面についた水分をふき取ります。水分が残っていると、ローストビーフ全体が水っぽくなる原因になるからです。また、表面の水分が雑菌を繁殖させたり、臭みの原因になったりすることもあります。キッチンペーパーを使い、丁寧に水分をふき取ってください。

・『ラップ』や『アルミホイル』で密封


水分をふき取ったら、ラップやアルミホイルを使って密封します。スライスしたローストビーフの場合は、1枚ずつ密封するのがおすすめです。そうすることでカット面が空気に触れにくくなり、劣化を防げます。かたまりの場合は、1回で食べきれる量に切り分けて密封しましょう。ラップやアルミホイルは隙間を作ることなく、しっかりと包むのがポイントです。少しでも隙間があると、空気や雑菌が入り込む原因になります。

・『プラスチック容器』や『保存袋』で真空状態を作る


続いて、プラスチック容器や保存袋を準備します。プラスチック容器を使う場合は、真空状態を作れるタイプがおすすめです。専用のポンプなどを使って簡単に容器内を真空状態にできるので、食材を保存することが多い方は重宝するのではないでしょうか。真空状態にできるプラスチック容器がないときは、保存袋を活用してみてください。保存袋なら、特別なアイテムがなくても真空状態を作りやすいです。

ラップやアルミホイルで包んだローストビーフを保存袋に入れ、空気を抜きながら口を閉じてください。もし、ストローがあるなら真空状態を作るために役立てましょう。ストローが入る分だけ保存袋の口を閉め、内部の空気を吸い取ります。しっかりと空気を吸い取ったら口を閉じ、真空パックの完成です。この状態にしてから、冷蔵庫や冷凍庫で保存します。

・保存に最適な温度はある?



ローストビーフに適した保存温度は、4℃以下と言われています。冷蔵室の温度は2〜5℃くらいなので、0℃のチルド室や-18℃前後の冷蔵室の方がローストビーフの保存には向いているでしょう。新鮮な状態を保てる場所を選んで、保存してください。

・「急速冷凍」ならおいしさ長持ち



冷凍する場合におすすめしたいのが、急速冷凍です。生鮮食品は、冷凍するスピードが早ければ早いほど新鮮な状態を保てるとされています。冷蔵庫に急速冷凍機能がついている場合は、ぜひ活用してみてください。簡単に急速冷凍をしたいときは、アルミのトレイやアルミホイルが重宝します。アルミは熱伝導率が高いので、通常の状態よりも素早く冷凍できるのがポイントです。アルミホイルで包むか、アルミトレイに乗せた状態で冷凍庫に入れてみましょう。

■旨味が逃げない!冷凍保存したローストビーフの解凍の手順



ローストビーフを冷凍保存したときは、解凍方法にもこだわることが大切です。解凍方法を間違えると、せっかく保存したローストビーフのうまみが逃げてしまいます。冷凍したローストビーフもおいしく食べきれるように、工夫して解凍していきましょう。

・冷蔵庫で4~6時間解凍する



冷凍したローストビーフは、ゆっくりと時間をかけて解凍するのがポイントです。時間をかければローストビーフからうまみが逃げ出しにくくなり、おいしい状態で食べられます。ローストビーフを食べる4〜6時間前に、冷凍庫から冷蔵庫に移しましょう。そのまま解凍するのを待てばOKです。

・電子レンジは使わない



「電子レンジの解凍モードを使えば良いのでは?」と思いがちですが、それはおすすめできません。電子レンジを使うと内部に熱が入りやすくなり、うまみも逃げてしまうことが多いです。ローストビーフのおいしさが損なわれてしまうので、電子レンジは避けましょう。どうしても早く解凍したいときは、保存袋のまま氷水に入れてください。1時間程度でローストビーフを解凍できます。

・半解凍ならカットもしやすい


完全に解凍されたローストビーフは柔らかく、薄切りにするのが難しいです。そのため、半解凍の状態でカットするのがおすすめです。ローストビーフの表面を押し、軽く弾力を感じられたら半解凍になっているサインです。包丁で好みの厚さにカットしたらラップで包み、冷蔵庫に戻してください。30分ほど置いたら、解凍の完了です。ちなみに、包丁は前後に動かさず1回で切るようにすると、断面が綺麗になります。見た目にこだわりたい方は、試してみましょう。

・食べる直前にスライス



ローストビーフはカットした面から劣化が進むため、食べる直前にスライスするのがベストです。食卓の準備が整い、ローストビーフを食べる段階がきたらカットを始めましょう。切るタイミング次第でおいしさが変わってくるので、ぜひこだわってみてください。

■ローストビーフは適切に保存しておいしく食べきろう!



ローストビーフは、保存方法によっておいしさが変わります。どのくらい保存をしたいのかも考慮に入れて、冷蔵や冷凍といった保存方法を選びましょう。保存したローストビーフはそのまま食べたり、アレンジをしたり、好みに合わせて食べてくださいね!

(AYA)

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