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えッそうなの!? ダイエット専門家が教える「痩せホルモン、太りホルモン」分泌ルールとは

  • 2015.5.8
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日が長くなり、ついテンションがあがって睡眠時間も短くなってしまっているという人も多いのではないでしょうか。

睡眠不足は食欲を抑えてくれるホルモン『レプチン』の分泌を減少させ、食欲を促進する『グレリン』の分泌を増加させるために太る条件がそろってしまうのですが、実はこのグレリン、睡眠不足だけでなく自律神経にも大きな影響を受けやすいんです。

今回は、意外と知られていない“太りホルモン”の分泌を抑え、“痩せホルモン”をどんどん分泌させるための“ちょっとしたコツ”をダイエットアドバイザーとしても活動する筆者がご紹介します。

 

交感神経がオンになると「お腹が空く」!?

自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があることはご存知かと思いますが、そのうち交感神経が優位になると胃で分泌される『グレリン』が脳の視床下部に刺激を与え、そこから“空腹シグナル”を送り食欲が出てくるといった仕組みなんです。

しかもこのグレリン、食欲を増進させるだけではなく、膵臓にも働きかけインスリンの分泌も促してしまうので、太りやすい条件が一気に揃ってしまいます。

 

インスリンダイエットの“そもそも”話!

“低インスリンダイエット”、“糖質制限ダイエット”が話題となって久しくなるので、みなさんインスリンという言葉自体は聞いたことがあると思いますが、

血糖値があがるとインスリンが分泌されて血糖値を下げてくれる、ここまでは常識ですね。では、どうやって血糖値を下げるのかというと決して血液中の糖を消し去るわけではありません。

インスリンは“血液中のブドウ糖を細胞に取り込む”働きをしています。

これがエネルギーとして使われてしまえば問題ないわけですが、使われなかった余剰エネルギーは脂肪として蓄えられてしまいます。

ですので、血糖値を上げすぎないために、GI値の低いものを食べましょうとか、炭水化物(糖質)を控えましょうとか、食物繊維を最初に摂って血糖値の急上昇を避けましょうといった方法が紹介されているのです。

 

女性は「太りスイッチが入りやすい」生き物

自律神経はとてもデリケートなもの。これは人類の進化を考えると理にかなっていて、太古の昔はちょっとした物音を聞き逃すだけで獣に襲われたりして命を落とすリスクがあった為、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚といった五感にいつもと違う刺激を感じた途端にすぐ対応できるよう、交感神経スイッチが入るという自己防衛反応の名残とも言えるかもしれません。

例えば、1日の仕事や家事を全て終えお風呂上りにリラックスしていても子供が泣きだしたり、殺人などの残忍なニュースを耳にするだけで交感神経がグイッと優位になってしまいます。

しかも、女性は男性に比べ右脳と左脳を繋ぐ脳幹の幅が広いために違う事を同時にこなす“マルチタスク能力”が優れていることが多いので、「何時までにアレしてコレして……」と、交感神経が優位になりがちなんです。

 

意外な交感神経「オフスイッチ」はコレ!

デリケートな自律神経ではありますが、その逆に整えるのも意外と簡単です。唯一自分の意志のもとに自律神経を調整出来る方法は“呼吸”です。

腹式呼吸でゆっくり、しっかりと深呼吸をすれば優位になり過ぎていた交感神経が落ち着き、副交感神経が働き始めるので、グレリンの過剰分泌が抑えられ、逆に食欲を抑えるレプチンの分泌が促進されます。

 

忙しく、なにかとストレッサ―に囲まれた日々の方は、この“副交感神経オンスイッチ”を押して、カラダもココロも健康的に過ごせるといいですね。

(トータルヘルスナビゲーター:SAYURI)

 

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