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配らなきゃ良かった! “ママ名刺”にまつわるリアル失敗談5選

  • 2015.5.8
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【ママからのご相談】

今年、幼稚園に娘が入りました。そこの幼稚園では今はやりの“ママ名刺”を持っている人がほとんどで、入園式の翌日には娘のクラスメイトのママからたくさんの名刺をいただき、驚きました。

「親しくなれるきっかけになれば」とは思いますが私は作っていなかったので、いただいたママにどのようにご返答をすればよいか、困っています。やはり、私も名刺を作ってお渡しした方がよいのでしょうか?

正直なところ、名刺によるトラブルがあるとも聞くので、あまり気が進みません。実際に名刺を配って、失敗したと感じた方がいらっしゃれば、教えてください。

●A. 「変顔写真入りで失敗」「配ったら突き返された」など、意外な落とし穴も!

こんにちは。ママライターのKOUです。

最近、“ママ名刺”を作る方が増えていますよね。名刺は、ママ同士がお互いの名前やメールアドレスなどの連絡先を交換するために、入学・入園シーズンには“必需品”とまで言われるようになっているそうです。

これらのブームは、あるファッション雑誌が数年ほど前に子育て中の母親が名刺を愛用する動きを取り上げ、販売サイトを立ち上げたことが発端の1つと言われています。

●ときには自己顕示欲が“ママ名刺”に表れてしまう場合も

ママたちの名刺に記載されている内容をみると、連絡先以外に子どもの誕生日や出生地・長所・短所・ママの趣味や特技・LINEのID・Facebookの登録名など、個人情報がぎっしり詰まったものも少なくありません。

なかには、旦那さんの勤務先を載せたり、わざわざ業者に頼んで高級名刺を作ったりと、受け取った側が相手の自己顕示欲の強さを感じてしまうものもあるようです。

そもそも「初対面で相手に覚えてもらうため」「コミュニケーションのきっかけになれば」と登場した“ママ名刺”ですが、個人情報を細かく載せれば載せるほど、ママ友の間で格付けし合う“ママカースト”の原因にもなってしまいかねません。

●「名刺を配らなければ良かった!」エピソード5つ

実際に、“ママ名刺”によるトラブルに遭った現役ママに失敗談を伺いました。

●(1)変顔写真入り名刺

『娘の写真入りの名刺を作ったのですが、「自慢だと思われないように、変顔の写真を載せた方がいい」と聞いて、写真は娘のふざけた表情のものを使いました。ママたちに渡したときは、「笑っちゃうわね~○○ちゃんのお顔!」と評判が良かったと思っていたのですが、後で、「○○ちゃんのママ、変な顔の写真で名刺作ってひどくない?」「○○ちゃんがかわいそう」などと陰口を言われてしまいました……。娘も幼稚園で、「変な顔して~!」とお友だちにからかわれたようで、写真入り名刺を配って後悔しました』(幼稚園年少女の子のママ)

●(2)住所を書かなかったら誤解された

『シンプルに名前・携帯番号・メールアドレスだけを載せた名刺にしたら、あるママから、「住所が書いていませんね?」と指摘されたので、「必要ないかと思って」と正直に回答。翌日から、そのママは私にあいさつもしなくなりました。住所を書かないのは、「あなたとは親しくするつもりはない(家の行き来などはしない)」という意思表示だと聞きました。誰が決めたのでしょうか。暗黙のルールのようなものがあって、下手に名刺を作らない方がいいです』(小学1年生女の子のママ)

●(3)突き返された

『子どもの転校先で、名刺を一部のママに配りました。そこの学校では、名刺を配るママがいなかったので、逆に驚かれてしまい、「困ります」とほとんどの方から突き返されました。まさか、突き返されるとは思わなかったのですが、名刺を配れる環境かどうか、よく見極めればよかったと反省しました』(小学4年生男の子のママ)

●(4)落ちていた

『知り合いのママから“ママ名刺”を作ると便利だと聞いて、早速、用意しました。皆さんにお渡ししたのは、入園式のとき。私の趣味や子どもの好きな食べ物など、簡単な自己紹介文を書いておいたのですが、式が終わった後、園庭に私の名刺が落ちていました。赤面しながら焦って拾い上げ、他にも落ちていないか探し回りました。受け取ったママが誤って落としたのかもしれませんが、むやみに配らない方がいいと思いました』(保育園児のママ)

●(5)「新入りは全員に渡す」?

『2年保育で、うちの子は年中から幼稚園に入りました。そこの幼稚園では、名刺をくださるママが多く、私もいただいた方だけにお返しとして、自分の名刺を渡していました。でも、親しくなったママから、「新入りだから、みんなに渡した方がいいよ」と言われ、急いで全員に配ったら、他のママに、「必要ない人もいますよ」と注意されました。名刺を配る、配らないで嫌な思いをするとは思いませんでした』(幼稚園年中女の子のママ)

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今回は失敗談をご紹介しましたが、決して“ママ名刺”を否定するつもりはありません。実際、“ママ名刺”は、初対面で話しかけづらいママにとって、ママ友との距離を縮めるツールとして便利なアイテムだと思います。

ただ、幼稚園や保育園、学校に通うのは、あくまでも子どもたちです。特に、幼稚園や保育園は、幼い子どもたちが初めて集団生活を行う場。親の名刺がなくても、子ども同士で交流し、ときには喧嘩をすることでお互いのことを分かり合っていく過程を学んでいくものだと思います。

もし、連絡先だけを交換するのであれば、小さいサイズのカードに携帯番号などを書くだけでも十分かもしれません。ご相談者様も、よくご検討してみてくださいね。

●ライター/KOU(ママライター)

大学卒業後、新聞社に入社。地方支局や芸能部などで、10年間にわたり記者生活を送った。あっとういう間に30半ば目前に。「このままでは結婚できない」と思い立ち、婚活に専念(?)しようと、退職。数か月後には結婚相手を見つけた。36歳で1人目を出産。育児中には通信講座で保育士の資格を取得、少しは役に立っているのか、息子もすくすく育っている。現在は、のらりくらりと在宅でライター業を営む。

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