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紫外線をしっかりブロック。一生使えるおしゃれな「晴雨兼用傘」3選

  • 2020.8.27
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1930年の創業時より、一つ一つ手作りで日本製の傘を作る「小宮商店」。リネンやコットンなどを使ったナチュラルな風合いでありながら、紫外線もしっかりブロックしてくれる実用的な日傘を作り続けています。この夏だけでなく、雨傘としても一年中使える「晴雨兼用傘」をご紹介します。

一つ一つ丹精込めて作られているから丈夫で美しい

1930年の創業当初から、愛着を持っておしゃれとしても使える「つくりのよさ」にこだわった傘を作り続けている傘専門店「小宮商店」。生地や骨、持ち手などの傘を構成する素材一つ一つや、常に使う人のことを考えて、日々丁寧に心を込めて作られています。

傘の型を作るところからミリ単位で調整をし、何度も試行錯誤をしながら美しい傘のフォルムを完成させます。そんな繊細な多くの行程を経て、1日に出来上がる傘はわずか4~5本程度だそうです。

とはいえ傘の展開は実に豊富。今回はさまざまな種類のなかから、UVカット加工が施された日傘としての機能だけでなく、急な雨にも安心の「晴雨兼用傘」3種をご紹介します。

鋭い日差しからしっかりブロック。折り畳みタイプの一級遮光傘

まず一つめはリネンとコットンが混合した天然素材の風合いと、素朴なチェック柄がコーディネートにも合わせやすい、折り畳み傘タイプの日傘。一見ナチュラルな風合いの傘ですが、遮光・UVカット率99.99%以上を誇る「一級遮光」傘という折り紙付きです。
その秘密は、裏地に施された黒色のコーティング。この黒色がアスファルトなどの地面からの紫外線の照り返しも吸収してくれます。見た目にも涼やかなうえ、さしていても涼しく感じられます。

普段はコンパクトに持ち歩けるため、急に天候が変わったときの雨傘としても使うことができる、まさに一つは持っていたいアイテムです。

チェックシェード 50㎝ 8本骨
ブルーグレー/オフホワイト 18,700円(税込)

バイカラーが映える。伝統的な手法で作られたおしゃれな傘

表と裏地のバイカラーがおしゃれな「晴雨兼用傘」。コットンやリネンの生地を二重で張っているので、紫外線対策もばっちりです。

この傘を見て、普通の傘と異なる印象を抱いた方も多いでしょう。裏側の骨が見えないように生地を張る、今では貴重な伝統的な技術「かわず張り」が施されています。

この名は生地の張り方がカエルの水かきに似ていることから「蛙張り(かわずばり)」となったのが由来です。19世紀以前のヨーロッパで日傘として多く用いられていたそうですが、現在ではこのかわず張りの技術を持つ傘職人はごくわずか。

無骨な印象を抱く傘も、裏地のポップな柄が目を引き、新たな楽しみ方が広がる傘です。

かわず張り ドット 50cm 8本骨
グレージュ×ネイビー/ホワイト×ハニーイエロー 27,500円(税込)

職人が丁寧に染め上げた、日常着から和装にも合う涼しげな傘

水彩画のような生地が涼しげな雰囲気を醸し出している傘。こちらは「籠染(かごぞめ)」という染色技法が施されたもの。群馬県桐生市にある工房「桐染(きりせん)」伝統工芸士が、ふたつの籠の間に布を挟み、手繰り寄せながらひとつひとつ丁寧に美しく染め上げています。

おしゃれな染め柄で毎日のお洋服にはもちろん、着物や浴衣の和装でのお出かけもよりいっそう華やかにしてくれます。さらに中棒には国産樫の木を使用し、高級感も感じる一本です。

籠-かご- 55cm 8本骨
こんいろ/そらいろ 33,000円(税込)

デザインの美しさと機能性で一生ものの傘に

メンテナンスや修理、お手入れのご相談などもHPから受け付けています。小宮商店のオンラインショップや日本橋の店舗をぜひ覗いてみてくださいね。ずっと長く使えるお気に入りの傘を見つけてみませんか。

※時期により、紹介している商品に在庫がない場合があります。ご了承ください。

writer / karin photo / 小宮商店

取材協力

小宮商店 東日本橋ショップ
東京都中央区東日本橋3-9-7
営業時間:平日/12:00~18:00 土曜/月2回※お問い合わせください
定休日:日・祝日
電話:03-6206-2970
https://www.komiyakasa.jp/

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