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知ってた? かつて大阪は日本一のワイン産地だった

  • 2020.8.26
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[ちちんぷいぷい-毎日放送]2020年8月12日放送の「しみのじ新発見!~知ってるようで知らない世界~」のコーナーでは、大阪のど真ん中にあるワイナリーを紹介していました。

実は昭和初期の大阪・柏原市には、なんと100軒以上のワイナリーがありました。大阪ワイナリー協会の公式サイトによれば、府はブドウの栽培面積で日本一だったこともあるのだとか。

しかし、高齢化によってぶどうの生産量が年々減少、ワイナリーも今では6軒となりました。

 大阪とワインの意外な関係(画像はイメージ)

「ワインを日常に」オーナーの思い

そんな中、10年前からぶどうを作り始め、2013年にワイナリーをオープンしたのが「島之内フジマル醸造所」(大阪市中央区)。番組では、代表取締役の藤丸智史さんに取材していました。

こちらでは柏原市で育てたデラウェアを使い、白ワインを造っています。デラウェアは種の周りは酸味が強く、皮のすぐ内側に美味しい部分があるそうで、ワイン用は酸味と旨味を出すために種ありで皮を分厚くしています。

日本酒や焼酎は水が美味しいところでないと造れませんが、ワインはぶどうだけなのでどこでも造ることができます。大阪の都心部にワイナリーをオープンしたのは、大阪市内なら賃貸物件も多く、ワイナリーの建設費が必要ないからだとか。

こちらのワイナリー2階にあるレストランでは、ワイナリーを眺めながらワインによく合う食事を楽しめます。しかもなんとワンコインで作りたてのワインが!

低価格で本格ワインを楽しめる訳は、藤丸さんの「ワインを日常にしたい」という思いから。八尾市の鉄工所にお願いして作ったステンレス製「生樽」でワインを提供することで、ボトルを使わずコスト減に成功しました。

「生樽」の中がガスで充満しているので、フレッシュな状態を保つことからお客様にも好評とのこと。海の家やビールの売り子風でも提供できるという利点も。

こちらの「OSAKA DERAWARE2019」750ミリリットル2530円(税込)は、誰でも親しみやすく飲めるすっきり爽やかなワインとのことです。

高級なイメージのワインが500円で楽しめるなんて魅力ですね。それと、かつての大阪が山梨や長野よりぶどうの生産が盛んだったとは知りませんでした。

(ライター:まみ)

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