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『ジョン・ウィック』監督、初めて『ジョン・ウィック』を映画館で見た感想は?

  • 2020.8.23
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キアヌ・リーブス主演の大ヒット映画『ジョン・ウィック』のチャド・スタエルスキ監督が、同作を映画館で初めて見た時の気持ちを明かした。(フロントロウ編集部)

凄腕殺し屋の復讐劇『ジョン・ウィック』

ジョン・ウィック』シリーズは2014年に1作目が公開されたアクション映画。キアヌ・リーブスが、引退した凄腕の殺し屋ジョン・ウィックを演じ全世界で大絶賛を得て、その後2017年に『ジョン・ウィック:チャプター2』が、2019年に『ジョン・ウィック:パラベラム』が公開された。さらに現在、4作目とスピンオフ作品の計画も進行中。

画像1: ©︎LIONS GATE FILMS
©︎LIONS GATE FILMS

圧倒的なアクションでファンを魅了する『ジョン・ウィック』シリーズは、なんといっても主演のキアヌの体当たり演技が見どころ。キアヌは本作で銃とカンフーを合わせた戦闘スタイルの「ガンフー」を操り、目にも止まらぬスピードで敵を一掃する。

本作の監督を務めたのは、『ジョン・ウィック』で映画監督デビューを果たしたアメリカ出身のチャド・スタエルスキ。彼は米Cinema Blendのインタビューで、同作を初めて映画館で見た時に思ったことを明かした。

大画面で映画を見るのが好きなスタエルスキ監督

2020年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、様々な業界が被害を受けている。映画業界もその一つで、映画『ジョン・ウィック』シリーズも例外ではない。『ジョン・ウィック4』は当2021年5月21日に全米公開される予定だったけれど、新型コロナウイルスの影響で2022年5月27日の公開へと約1年間後ろ倒しになった。

画像2: ©︎LIONS GATE FILMS
©︎LIONS GATE FILMS

一方で、最近の映画業界は、NetflixやHuluなどのストリーミングサービスの台頭により、新作を「映画館に見にいく」以外の選択肢が増えつつある。そこに“新型コロナウイルス感染対策”を意識する視聴者のニーズが重なったことで、家にいながら手軽に新作が見られるストリーミングサービスは徐々にメジャーな鑑賞手段のひとつになり始めている。

そんななか、米Cinema Brendのインタビューに答えたスタエルスキ監督は、そういった業界の流れについて個人的に考えていることを語った。

スタエルスキ監督は、「僕はそれについてかなり考えてきたよ。なぜなら、それ(※ストリーミング)は監督をする多くの人々にとって、実行可能な選択肢だから。私の会社は現在、それらの人々(ストリーミングサービスの会社)とプロジェクトを取引している。ただ少なくとも現時点では、(映画館で上映するのか、配信で上映するのかという)形式に基づいて監督の仕事を選ぶことはないよ。脚本を読んで、『これを作りたいか?』と自分の心に聞いてみる。(映画作りを)楽しみたいんだ」と、上映の方法にはこだわらないことを明かした。

画像: 大画面で映画を見るのが好きなスタエルスキ監督

続けて、「でも僕は視聴者としては、ドライブイン・シアターや劇場で育ってきた。僕がストーリーテリングや映画について空想するとき、それは、映画館のスクリーンというフォーマットで考える。『ジョン・ウィック』が大画面に映し出されるのを初めて見たとき、「うん、これはヤバイ」とシビれたよ」と、無邪気に語った。どんな上映方法になろうとも、映画館へのあこがれは忘れずに映画作りを楽しもうとする姿勢がすてき。

そんなスタエルスキ監督が再びメガホンを取る映画『ジョン・ウィック4』は2022年5月27日に全米公開予定。(フロントロウ編集部)

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