1. トップ
  2. ドラマ版『サンドマン』、新型コロナウイルスの自宅待機期間に脚本が完璧になったとニール・ゲイマン

ドラマ版『サンドマン』、新型コロナウイルスの自宅待機期間に脚本が完璧になったとニール・ゲイマン

  • 2020.8.23
  • 254 views

DCコミックス史上最大のオンラインバーチャルイベント「DCファンドーム」で、人気ドラマ『グッド・オーメンズ』の原作を執筆したニール・ゲイマンの代表作、『サンドマン』のドラマ化企画について新情報が明らかになった。セッションには、俳優のマイケル・シーンも参加。(フロントロウ編集部)

Netflixでドラマ化予定の『サンドマン』

「DCファンドーム」とは、日本時間2020年8月23日午前2時に幕を開けたDCコミックス初のグローバルオンラインイベント。24時間で行なわれる大規模なバーチャルイベントでは、7つの大陸全てのファンがDCコミックスのスーパーヒーローやスーパーヴィランと、かつてない方法で交流できるようになる。

今回、以前より噂されていたDCコミックス『サンドマン』のドラマ化企画について新情報が発表された。

イベントに参加したのは、作家のニール・ゲイマンと俳優のマイケル・シーン。ニールは、2019年に大ブレイクしたドラマ『グッド・オーメンズ』の原作を手掛けており、これまでの著作でアイズナー賞、ヒューゴー賞、ブラム・ストーカー賞をはじめとする数々の文学賞を受賞している小説家。マイケルは、ドラマ『グッド・オーメンズ』で主演を務め、映画『アンダーワールド』シリーズや『ドクター・ドリトル』などに出演し、舞台でも大活躍しているベテラン俳優。

そんな2人がタッグを組んで実現するドラマ化『サンドマン』の原作は、1989年よりDCコミックスで連載された同名のコミックブックで、ニールが原作を手掛けている。本作は、コミック界の最高賞とも呼ばれるアイズナー賞をはじめ、数々の賞を受賞した名作。

画像: Netflixでドラマ化予定の『サンドマン』

以前よりドラマ化の企画が持ち上がっていたものの、なかなか進展を見せずにいた『サンドマン』。しかし、2020年5月ごろ、Netflixの制作により、ドラマに向け一歩前進し盛り上がりを見せている。

『サンドマン』、新型コロナウイルスの影響で作業進む

DCファンドームのパネルセッションに参加したニール・ゲイマンは、「新型コロナウイルスは、テレビなどで言われているように、(様々な作品に対し)何者かが“強力な一時停止ボタン”を押したような状況を作りました。そこで、私はその一時停止ボタンを利用して、脚本をできる限り完璧なものに近づけました。現在、一時停止ボタンは徐々に解除され始めているので、キャスティングなどが再開されています。これまで漫画でしか見たことのなかったシーンが3Dという形になって制作チームからメールできてきて、意見を求められています。素晴らしいことです」と明かした。

画像1: 『サンドマン』、新型コロナウイルスの影響で作業進む

一方、マイケル・シーンは『サンドマン』との出会いを振り返った。「僕は『サンドマン』の原作を読んだことを覚えているよ。そしてそれはまさに…つまり、文字通り僕の人生を変えたよ」と語り、「僕の興味関心を刺激して、残りの人生において、新しいユニバースへの扉を開いた。『サンドマン』は私の好みをひとつ生み出したんだ」と説明した。

画像2: 『サンドマン』、新型コロナウイルスの影響で作業進む

パネルセッションの最後にニールは、ドラマの『サンドマン』が、原作の通りではなく、より自由な設定で制作されることを示唆。『サンドマン』は、夢を司るドリームという人物が主人公で、夢の中と現代世界、さらには地獄など様々な世界でストーリーが展開される物語。本作の見どころの一つであるその幻想的な世界観がドラマで大いに発揮されることが期待される。

DCファンドーム、第2段は9月13日開催予定!

DCファンドーム(DC FanDome)は、第2段となる「DCファンドーム:ディスカバー・マルチバース」が9月13日(日)に開催予定。この日は、テーマごとに5つのバース(世界)で24時間配信が行なわれる。

DCファンドーム:ディスカバー・マルチバース

5つのバース(世界)の内容

  • DCウォッチバース/DC WatchVerse
    リラックスして椅子にもたれながら、バーチャルオーディエンスとして、世界各国の素晴らしいローカルプログラムが観覧できる。DCの映画、TVシリーズ、ホームエンターテイメント、ゲームに携わるタレントやクリエイターたちによる必見のトークセッションや本邦初公開の映像まで、様々なコンテンツが満載。
  • DC“ユー”バース/DC YouVerse
    「あなたが主役!」というテーマで、世界中から集まった最も素晴らしいコスプレやファンアートを見ることができる。
  • DCキッズバース DC KidsVerse
    子供たちや若いファンのために、家族向けの幅広いアクティビティが用意されている。「DCKidsFanDome」の公式ページから直接アクセスできる特別なエリアで、ファミリー向けのコンテンツを展開。
  • DCインサイダーバース/DC InsiderVerse
    伝説的なアーティストでDCの最高クリエイティブ責任者(CCO)/出版者でもあるジム・リー、DC作品をベースにした映画製作会社の社長ウォルター・ハマダ、DCTVシリーズ「アローバース」のクリエイター、エグゼクティブプロデューサーのグレッグ・バーランティが、DCマルチバースを最新のお宝映像で紹介。また、そこからコミックブック、ゲーム、TVシリーズ、映画、テーマパーク、グッズなど、あらゆるフォーマットでDCを現実のものにしているマスターアーティストたちの舞台裏も見ることができる。
  • DCファンバース/DCFunVerse
    みんなでシェアできるアイテムを集めたり、コミックコーナーをチェックしたり、DIYできる『ワンダーウーマン』のゴールデンアーマーやバットモービルキットに加え、デジタルプレゼントや、限定商品を取り揃えたお店も登場。

DCファンバースについての記事一覧は、フロントロウの「DC」ページから確認して。(フロントロウ編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる