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秘密は“EPOC”!ダイエット専門家が教える「脂肪燃焼効率を高める」3つの鉄則

  • 2015.5.6
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この時期からダイエットの為にとウォーキングやランニングなどを始める人がグンと増えます。筆者のクライアント様の中にも「汗をかかないと運動した気がしない」と言って、冬場はサボりがちだった運動をこの時期から真面目に取り組みだすという人も少なくありません。

確かに運動をして汗をかくと充実感やストレスが解消された満足感は得られるでしょう。賢明な読者の方は“汗の量と脂肪燃焼量”に関連性はないということをご存知かと思います。それどころか体温の上げ過ぎはマイナス面まであるんです!

今回は、エクササイズ効果をグンと高める裏ワザとして、運動中の体温管理と運動後の過ごし方についてご紹介したいと思います。

 

1:「体温の上げすぎ」と脂肪燃焼効果ダウン

体脂肪率が30%もある人が例えばサウナに入って汗を絞り出しても一時的に、体の水分が減少するだけで体脂肪にはあまり関係がありません。

それどころか、サウナに入ったり、厚着をして運動をすると体温が上がり過ぎてしまい、平熱よりも1~2度高い時に最も活性化すると言われている脂肪を燃焼させる酵素の働きが悪くなって脂肪の燃焼効率が悪くなってしまう可能性さえあります。

 

2:十分な水分補給は脂肪燃焼効率アップに!

近年は脱水症状の予防の為に運動前や運動時にもしっかり水分を補給するよう言われていますが、このタイミングでの水分補給は脱水症状の予防だけでなく、脂肪燃焼効率も良くしてくれるんです。運動できちんと脂肪を燃焼するためにも十分な水分補給をしましょう。

喉が渇いたと思った時はもう脱水状態に入っているので、喉の渇きを感じる前にしっかり水分補給をすることで脂肪の燃焼効果もアップさせることがダイエット成功の1つのポイントとなるでしょう。

 

3:運動後のその休憩がもったいない!?

運動による脂肪燃焼効率を考えると、体温管理、水分補給とともに気を付けたいのが“EPOC(Excess Postexercise Oxygen Consumption)”というもの。

文字どおり、運動直後にカロリー消費効率が高くなる状態の事で、筋トレや有酸素運動をするとその運動強度によって差はあるものの運動後90分から120分は脂肪燃焼効率が高い状態になるのです。

ところが多くの人は運動をしたという満足感や心地よい疲労感でゆったりソファーで過ごしたりと休憩をしてしまいます。これだと“せっかくのEPOC”が下がりやすくなってしまうのです。

かといって、ハードなことをする必要はありません。ジムでトレーニングした後であれば、帰りに10分ほど歩いて電車やバスの中では立っている。車で帰宅するのであれば、帰りにスーパーなどでうろうろ歩き回ったり、帰宅後すぐにバタバタと掃除や洗濯などの家事をしてしまうといった日常レベルでいいのです。

 

このように、ちょっとした知識とコツを掴めば、ムダなく、しんどさもなく、健康的にカラダを絞れるはずです。朝活で出社前に30分のウォーキングをするのであれば、いったん帰宅してシャワーを浴びて、電車やバスの中で立っていればOK。座れなくても「ただ今、脂肪の燃焼中」なんて思いながら働くのも楽しいですよね。

(トータルヘルスナビゲーター:SAYURI)

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