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孫の顔を見せるつもりが! 初めてのスマホに熱中する高齢な親の見守り方

  • 2015.5.6
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【ママからのご相談】

第1子を妊娠中で、来月には生まれる予定です。義両親と同居のため、私の両親に孫の顔を見せる機会があまりないと思い、パソコンを持っていない両親のためにスマホをプレゼントしました。 スマホがあればテレビ電話などで顔を見せてあげられると思ったのですが……。なんだか父がスマホに熱心すぎるくらい熱心になってしまい、母が嫌な思いをしているようです。プレゼントするべきではなかったのでしょうか。

●A. プレゼントしたことは良いことだと思います。

ご相談ありがとうございます。ママライターのマフィーです。

ご出産を来月に控えているとのこと、赤ちゃんの誕生が楽しみですね。

義両親とご同居とのこと、ご自身の実家との兼ね合いを気にするお気持ちとてもよく分かります。私もご相談者様と同じ状況であれば、同じように何かをプレゼントしていたと思います。私の第一子は私の両親にとっての初孫ですし、お互いに特別に思い入れがあったからです。

しかし、それがお母さまを困惑させてしまう要因になっているのであれば、気になってしまうところです。今回は、最近のスマホ(スマートフォン)事情はどうなっているのか考えてみましょう。

●スマホを持つことの弊害

スマホに対する執着が強すぎる場合に言われている弊害の1つが『スマホ離婚』と呼ばれるもの。

これは、スマホの使いすぎによるコミュニケーション不足、お互いのスマホをこっそり見てしまうことによる隠しごとの発覚など、スマホが引き金になって離婚にまで至ることをいいます。

この『スマホ離婚』という言葉はメディアで話題になりましたが、では実際に『スマホ離婚』に至るご夫婦は、スマホを持っていなかったとしたら夫婦仲はよかったのでしょうか。

長年連れ添ってきた夫婦が、スマホの登場1つで険悪になってしまうのであれば、問題はスマホをプレゼントしたことではなく、それ以前にもあるように感じます。

●高齢者層のスマホ所持率

60歳以上の方のスマホ所持率は年々増加傾向にあります。MMD研究所の調査によると、2014年9月、60歳以上のスマホ所持率は27.6%だそうです。こちらの調査はオンラインで実施されているために、スマホ所持率が多いことも考えられますが、それでも多く感じます。

高齢者がスマホを持つのは、全然珍しいことじゃないですし、お孫さんの顔を見るための一番簡単な方法がスマホを使ったものであれば、私ならその方法を選びます。

●ストレスをためず、安心して見守って

新しくスマホを買ったとき、家電を買い替えたとき。なんだかうれしくなっていろいろ触ってみたり、勝手が分からずにいろんなボタンを押してみたり。ご相談者様のお父様はいま、そんな気持ちなのではないでしょうか。

お母さまは深刻に嫌な気持ちを感じられているのかもしれませんが、お母さまも大人ですし、お父さまも大人。しかも長く連れ添ったご夫婦です。嫌なことがあれば嫌だと相手に伝えることができる間柄ですし、それに対する対処もできるかと思います。

出産前に気になってしまうかもしれませんが、どうか不安な気持ちをため込んでしまわないよう、お腹の赤ちゃんのためにも気持ちよく残りの妊婦生活を楽しんでくださいね。

【参考リンク】

・シニア層(60歳以上)のスマートフォン所有率は27.6%、昨年より4.4%増加 | MMD研究所

●ライター/マフィー(ママライター)

大学を卒業して某都市銀行に勤務。いわゆる窓口のお姉さんになり、個人向け営業・資産運用相談業務に携わる。約7年間務めるものの、第2子妊娠を機に退職。退職後はベビーマッサージインストラクターの資格取得や、在宅ライターなど、趣味を兼ねてとりあえずいろいろしてみる。転勤族の夫と、生意気盛りの長女とマイペース過ぎる次女を持つママライター。

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