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海外スナップでわかる定番トップス「Tシャツ・シャツ・ブラウス」の活用術とは?

  • 2020.8.19
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SNAPをヒントに、スタイリングの土台となるベーシックアイテムを深掘り。アイテムそのものの選びとこなし方、組み合わせや配色など…。「シンプルの中にひそむ”今”」をスタイリストが解説します。

SIMPLE TOP
「普遍的なTシャツ・シャツ・ブラウス」
ボトムや小物次第で印象が激変する、定番トップスの活用術。Tシャツ=ラフ、シャツ=まじめと、既成イメージにしばられず、逆のテイストを合わせてみると着まわしの可能性が格段に広がる。

A.「ALL白にナチュラル小物」

B.「ロゴTにはまじめなバッグ」

渡邉さん Aの白Tを使ったオール白に、ベージュ系小物をさしたバランスに注目。見慣れた黒もローファーではなくジュートサンダル、BIGトートではなくミニポシェットと、軽やかで肌感が強調される選びが新鮮。カジュアル一辺倒になりがちなTシャツは、小物によるバランス調整が重要だと思っていて……。Bは、ともすると子どもっぽくなりそうな白T×スニーカーに、かちっとしたバッグを合わせて大人っぽさを足したさじ加減が見事。
樋口さん 無地のボトムを持っている人が多いと思うので、BみたいなロゴTは着まわしやすいはず。グリーンのロゴは目立ちすぎず、メンズライクに着られるので私も手にとることが多いです。

C.「きゃしゃなネックレスで品を足す」

D.「着くずし&ラフな足元で力を抜く」

E.「まじめに着ないでうまくいく」

渡邉さん 私が惹かれたのはCのロゴT。ミニマルなネームの配置に品があり使いやすそう。コインネックレスやクラッチバッグで、キレイめに仕上げたのも高評価。
岩田さん 私もキレイめに落とし込むのが気分。タイトな黒スカートを合わせてベージュシャツの気品を高めたDが気になります。ただキレイなだけだと退屈なので、ルーズなシャツの胸元を開けたりそでのボタンをハズしたり。着くずすことを意識すればかたい雰囲気になりすぎません。Eも同じで、第3ボタンまで開けたりラフなサンダルをはいたりと、適当な感じが今っぽさにつながる。ONのイメージが強いストライプシャツは、リネンやあせた色のものを選ぶとヴィンテージ感が出てオシャレに見えます。

F.「カジュアルボトムに合わせるだけ」

G.「正反対のテイストで意外性を」

H.「上下とも”縦に落とす”」

樋口さん あせた色は肌なじみがいいから、白Tや白シャツとほぼ同じ使い方ができるよね。私が選んだFもピンクというだけで、デニム合わせがなんだか目新しく。女らしさが出るので、メンズ感の強いスラックスもはきやすくなると思います。
岩田さん Gのメンズっぽいヘンリーネック×レディなスカートも、シンプルながら対照的な合わせで目を引きました。見慣れた配色なのに新しく感じたのはH。上下ともてろっとした生地だからこその縦に落ちるシルエットが気になります。モノトーン=強い・カッコいいだけでなく、抜け感がある少しくだけた雰囲気に仕上げたい。

TALK ROOM


MAKIKO IWATA
きちんと感を保ちつつ、旬要素をとり入れたスタイリングを提案。遊び心の効いた小物を選ぶことが多く、今回のSNAPでは色バッグが気になったそう。


KAORI HIGUCHI
シンプルなのに目を引くシルエットバランスに多くの支持が。そでのまくりぐあいやインナーの見え加減など、小さなポイントにもこだわりが凝縮。


KEIKO WATANABE
品がよくて女性らしいアイテム選びと、スタイルUPをあと押しする、はおりや小物の使い方に定評あり。私服は動きやすさを重視したワントーンが多め。

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