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プチアウトドア気分が楽しめるとブームに!ゆる〜く過ごす「チェアリング」の醍醐味って?

  • 2020.8.19
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気分はそろそろアウトドア!海へ山へと駆け出したい季節がやってきました。でも正直、真正面なアウトドアライフに躊躇してしまう自分もいる。だからちょっとしたアイデアで、0マイルのおうちのなかや、1マイル圏内のご近所でも“アウトドア”を楽しむ「Hanako One-Mile Outdoor Club」を結成!今、プチアウトドア気分が楽しめる「チェアリング」が密かなブーム。そこで今回は発起人のパリッコさんとスズキナオさんのお二人に、ゆる〜く過ごすチェアリングの醍醐味を聞きました。

発起人二人が語るチェアリングの醍醐味。

パリッコ(以下、パ):アウトドア用の折り畳み椅子を好きな場所に置いて、好きなことをして過ごす。その遊びに僕たちが勝手に「チェアリング」と名付けました。
スズキナオ(以下、ス):ある雑誌の企画で、椅子を肩にかついで散歩してみたんです。初チェアリングはお台場でしたね。パ二人で椅子に座ってお酒を飲みながら海を眺めると、都心にいるのにまるで海辺の町に来たような気分。想像以上に良かったですねぇ。お店で飲むのともピクニックともまた違う楽しさがあって。
ス:そうそう。きちんと準備しなくても、椅子だけ持って行ってお酒やおつまみはコンビニで買って、景色に飽きたらまた次の場所に移動。この手軽さがいい。
パ:チェアリングをするときは周囲の人に迷惑が掛からないように、河川敷や大きめの公園がいいですね。東京だったら代々木公園、和田堀公園などがおすすめです。

ス:僕は大阪在住なんですが、大阪城公園はいいですよ。敷地も広いし、お堀や木立などがあって、いろんな景色が楽しめます。最近はSNSでチェアリングの様子を投稿してくれる人も増えましたね。
パ:お酒を飲む人、本を読む人、ノートPCで作業する人、いろんな人がいる。普段室内でやっていることを外でやると、気分を変えられるのもいいところです。
ス:レジャーシートに寝転がるのも好きだけど、椅子があると「自分の居場所だ!」っていう感じがより高まる気がします。
パ:パーソナルスペースを作る感覚に近い。
ス:そう、自分の居場所を持ち運べるというか。“椅子”ってそういうところがおもしろいんですよね。

【Paricco’s Style】

1.お台場で初めてのチェアリング。冬場で人も少なく快適だった。
2.新木場の東京夢の島マリーナ。船が目の前を行き来する非日常感が最高!
3.水辺は定番のチェアリングスポット。揺れる水面は見ていて飽きません。

【Suzuki’s Style】

1.大阪城公園で、天守閣をバックにチェアリング。椅子を置く場所によって景色が変わるのが楽しい。
2.チェアリングは家のベランダでも。飲み物やおつまみを置ける小さなキッチンラックがあると便利。100円ショップで買えます。

Chairing Leader…パリッコ「椅子に腰かけてその場所を楽しむ」

酒場ライター、DJ、漫画家。酒好きが高じ、雑誌やWebなどさまざまな媒体で居酒屋に関する記事を執筆。酒場やお酒に関する著書・共著も多数。

Chairing Leader…スズキナオ「食料は現地調達。この手軽さが」

フリーライター。Webサイト「デイリーポータルZ」「メシ通」を中心に執筆中。趣味は酒場めぐりで、パリッコ氏とのユニット「酒の穴」としても活動中。

(Hanako1187号掲載/text:Naomi Haga edit:Hanako Kajiyama)

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