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要注意!皮膚科医が警鐘を鳴らす、SNSで話題のスキンケア方法

  • 2020.8.17
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SNSで話題のスキンケアを試す前にチェック! 海外の皮膚科医たちが肌トラブルにつながる恐れがあると警鐘を鳴らす「NGスキンケア」を3つ紹介。(フロントロウ編集部)

トレンドのスキンケアに要注意

インスタグラムやTikTok(ティックトック)などのSNSでは、毎日のようにさまざまなメイクテクやスキンケアの方法が誕生している。とても革新的で有意義なものも多いけれど、なかには肌トラブルを引き起こしかねない“NGスキンケア”も存在すると専門家は指摘。

画像: トレンドのスキンケアに要注意

よかれと思って行なっていたスキンケアが、かえって肌にダメージを与えてしまっては本末転倒。そこで、今回は海外の皮膚科医たちが「やめたほうがいい」と警鐘を鳴らす、SNSで話題のスキンケアを3つご紹介。

NG1.食材を使った「DIYフェイスパック」

SNSで最も多いスキンケア方法のひとつは、食材を使った「DIYのフェイスパック」。アボカドやヨーグルトなどの食材を使ったレシピを見かけた人も多いはず。

画像1: NG1.食材を使った「DIYフェイスパック」

アドニア・メディカルクリニックで院長を務めるイフェオマ・エジケメ医師によると、これらの食材自体に大きな問題はない。しかし、これにレモンなどの“柑橘類”が加わると話は変わってくるそう。

エジケメ医師は「肌のpHレベルが4.7から5.7に対し、柑橘類の果汁は2。これらを肌につけると、肌本来のバリア機能が低下し、ニキビなどの肌トラブルの原因になる恐れがある」と米メディアrefinery29で忠告。

画像2: NG1.食材を使った「DIYフェイスパック」

また、エジケメ医師は「(塗った後に)日光に当たるのも危険。柑橘類に含まれる化学物質が日光に反応して皮膚に炎症を起こし、ほてり、発赤、水ぶくれを引き起こすことがある」と付け加えた。

NG2.コーヒーや重曹を使った「手作りスクラブ」

DIYフェイスパックのように、キッチンにあるもので作られた「手作りのスクラブ剤」にも注意が必要。エジケメ医師は「(コーヒー豆を細かく砕いた)コーヒースクラブは、絶対に試すことをオススメしない。皮膚を傷つけ、肌にシミを残す可能性がある」とコメント。

画像: NG2.コーヒーや重曹を使った「手作りスクラブ」

同様に、重曹などを使ったスクラブもNG。「肌のpHレベルを下がり、バリア機能が弱まってしまう」とエジケメ医師は言う。

ちなみに、目の下のクマを解消する方法として、コーヒーやハチミツに浸したコットンで目元をパックするテクもあるけれど、エジケメ医師は「(コットンパックは)肌へのダメージは少ないけれど、肌が汚れるだけ。そもそも効果はない」と明かした。

NG3.ハーブや植物を使った「手作り化粧水」

最近SNSでトレンドになっているスキンケアのひとつは、ハーブや花びらなどを使った自然派の「手作り化粧水」。

これらを紹介する動画は、とても可愛らしく人気が高い。美しい自然を背景に、柔らかな光と花びらが舞う中で化粧水を手作りする姿は、一見するとナチュラルで肌に良さそうに見える。しかし、これらの手作り化粧水は、ほぼ一夜にして腐り始める。

画像: NG3.ハーブや植物を使った「手作り化粧水」

エジケメ医師は「通常、スキンケア製品に含まれる植物由来のレスベラトロール、美肌効果のあるローズ、タイムなどのハーブ類の成分は、とても注意深く抽出されており、これらは長期間安全に使用されるように生物工学的に設計されている」と説明。

また、エジケメ医師いわく、これらの植物には細菌や虫、土やほこりなどの汚れが付着している場合が多く、手作り化粧水は不要な肌トラブルを引き起こす可能性があるため、控えたほうが賢明だと話している。

SNSで話題になっているからと言って、全てのスキンケア法が“本当に肌に良い”とは限らない。意外な落とし穴が隠されていることもあるため、専門家の意見を参考にしながら、試すときはくれぐれも注意を怠らずに。(フロントロウ編集部)

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