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ミュベール 2015-16年秋冬コレクション - 記憶を辿り、ノスタルジーを覚える

  • 2015.5.5
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ミュベール(MUVEIL)が、2015-16年秋冬コレクションを発表した。

宇宙や科学、テクノロジーが持つ神秘に魅了された、写真家のヴァンサン・フルニエがインスピレーション源。アポロ11号の月面着陸が起きた、 1960~70年代を想起させる、レトロフューチャーがムードのよう。未来的なエッセンスが飛び交うなかに、現代に添うリアルクローズの空気感を溶け込ませた、新感覚のワードローブが並んだ。

随所に差し込まれたシルバーが、フューチャーリスティックの雰囲気を強めていく。キラキラと輝くコートは、内側にフェイクファーを採り入れた。未来のワークウェアを提案するかのように、箔加工を施したデニムパンツも登場。またつけ襟を、シャツやセーター、コートなどを組み合わせたレイヤードスタイルに採り入れ、首を包み込むような独特なネックラインを生み出している。

その他、宇宙服をモデルにしたダウンコートやメタリック加工のメッシュスカート、エナメル素材のスキースウェット、箔糸を混ぜ込んだニットなどが揃った。

ブランドならではのビジュー装飾も、蝶や花、ロケットをモチーフに、懐かしさと新しさをミックスさせている。ブラウスの襟を囲うようにあしらったり、コクーンシルエットのコートにランダムに配したり。中でも足のラインに沿って均一に並べたタイツは、コレクション全体の中でも、心に残るアイテムだった。

今季は、メタリックカラーやビジュー、また箔加工のデニムといったハイテク素材が、未来を予感させた。一方で、ボリューム感のあるシルエットや、ハンドメイドニットなどのアイテムからは、ノスタルジックな魅力も感じられ、過去と未来、双方へのアプローチを重ねた、ニューフェミニンスタイルが描かれていた。