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「私の好きにさせて」と訴える娘…でも私は子どもの言いなりにはならない【親に整形させられた私が、母になる Vol.31】

  • 2020.8.14
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■前回までのあらすじ<母が語る物語>
長所が何もない娘が不憫で、高校入学が決まった段階で、整形させることに…。

■どうして娘がすることに親が口出しをしてはいけないの?





■「親は絶対だ」この価値観こそ正しい




「親は威厳あるものだ」
「親を敬わなくてはいけない」
「最近の親は子どもに嫌われたくないからって、子どもの好き勝手にさせているバカ親が多すぎる」
「世の中は思いどおりにいかないことばかりだから、忍耐を養わねばいけない」

当時母がよく言っていた言葉です。

当時、【個性を伸ばす教育】が流行り始めた時代でした。
母はそれを間違っているとよく言っていました。

母には【個性なんてなくていい。潰せ】という教育をされ、
学校では【個性を伸ばしましょう】という教育を受けました。

もちろん世の中にはいろんな価値観があって良いと思いますが、当時の私は『自分の価値観』を自分でまったく信じていませんでした。

ずっと母から自分を否定されて育ってきたので、「自分の価値観はすべて間違っている」と思い込んでいました。
だから「外で良いとされること」が「良い価値観である」という生き方をしてきたのです。

しかしここにきて、外からの価値観が母と学校とでバラバラになってしまい、もう何が正しいのかもわからなくなっていき…。
ただただ生きづらかったのを覚えています。

文:著者(グラハム子)

→次回は8月14日(金)更新予定です。

※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。

(グラハム子)

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