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観光客にも人気の「サッポロファクトリー」はコロナ禍の今、どんな様子?現地を動画でレポート

  • 2020.8.12
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札幌市にある大型複合商業施設「サッポロファクトリー」。市民だけでなく観光客も多く訪れる施設で、特にビアホールもあるレンガ館は人気の観光スポットでもある。しかしここもまた、コロナ禍で大きな影響を受けた施設の一つ。ショッピングモールはいまどんな状況にあるのか、現地のライターがリポートする。

サッポロファクトリーは、「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール工場跡地に建てられた、7棟の建物に約160のショップやレストランが集まっている商業施設だ。ビール工場時代の面影を残すレンガ館には、ビール作りの歴史を知ることのできる見学施設や、10種類ものビールが味わえるビアホールがあり、観光客や地元の人が多く訪れる。

また、2階の「アート・コーナー」では、90人以上の北海道作家が制作した作品が販売されており、北海道のお土産探しにも最適な場所だ。

そんな人気施設も、コロナ禍で5月末までは休業していた。現在は、ショッピングは通常通りの営業、飲食店は一部店舗を除いて短時間営業を行っている。

撮影で訪れると、以前と比べて来客数は格段に減っていたように思う。取材をした日は、平日の夕方前という時間帯だったこともあり、普段は賑わうアトリウムも人は少なめ。ただ地元の人とみられる親子連れの姿は思ったよりも多かった。

レンガ館にある地ビール販売施設の「札幌開拓使麦酒・賣捌所」も人は少ない。ただ、仕事帰りのビジネスパーソンなど、立ち寄る人の姿はちらほらと見られた。

サッポロファクトリーの担当者は、今の状況をこう話す。

「営業再開直後に比べると、少しずつ客足が戻ってきている印象です」

各店舗では、感染防止対策もしっかりと行っていた。一部の飲食店にはオートでアルコール消毒ができる装置が置かれ、通常よりも数を減らしたテーブルには「消毒済」の表示があった。レジにはビニールカーテンを取り付け、レジ前の床にはソーシャルディスタンスを促す表示も設置されていた。

「館内を専任スタッフが巡回し、全館のエレベーターのボタン、エスカレーターの手すり、ドアノブなど、お客様が触れる可能性のある場所の消毒を都度行っています。また、手洗いの徹底や消毒をお願いする館内放送、ポスター掲示などを実施しております。お客様も積極的に行ってくださいます」(サッポロファクトリー担当者)

訪れる人が感染防止策に協力してくれることで、現在まで、施設を安全に運営できているという。さらに、夏本番に向けての意気込みも語ってくれた。

「これからイベントの開催も予定しておりまして、早いものでは7月や8月に実施するものもあります。消毒や換気を徹底して行っていくので、ぜひ遊びに来ていただきたいです」

感染対策を講じながら、徐々に活気を取り戻しつつある商業施設。しかし、店側がどんなに対策をしてくれていても、私たち一人ひとりが感染防止を意識していなければ意味がない。施設に訪れる際にはきちんと対策をして、思い切り楽しもう。(2020年7月14日 午後3:00頃 撮影)

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