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郵便局でキャッシュレス決済が可能に!「使えない」商品と場所もチェックを。

  • 2020.8.8
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先日、郵便局で「ゆうパック」の荷物を送ってきました。郵便局と言えば「現金」でしたが、2020年7月7日から全国約8500の郵便局でキャッシュレス決済が導入されているのです。

6月末時点での郵便局数は2万4344です。8月25日までにキャッシュレス決済が導入される郵便局は8441のため、キャッシュレス決済が導入されている郵便局は約35%程度になります。

キャッシュレス決済に対応している郵便局を探すには、郵便局のページで、「郵便局・ATMをさがす」から名称や住所などから検索します。キャッシュレスに対応する郵便局には「キャッシュレス」アイコンが表示されるため、確認してみましょう。

利用できるキャッシュレス手段はほぼ全部

利用できるキャッシュレス決済は、クレジットカードやデビットカード、プレイペイドカードではVisa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、銀聯です。ほぼ保有しているカードは使えるでしょう。

電子マネーはiD、QUICPay、WAONに加えて、SuicaやPASMO、ICOCAなどの交通系ICカードを利用できます。ただし、PiTaPaは利用できません。Apple PayやGoogle PayでiDやQUICPayを利用していると、スマホだけで郵便料金などを支払うことが可能です。

続いてスマホ決済。郵便局ですから「ゆうちょPay」の利用ができます。ゆうちょPayは「銀行Pay」の仕組みを利用しているため、同じ仕組みの横浜銀行「はまPay」、福岡銀行「YOKA! PAY」、沖縄銀行「OKI Pay」なども利用できます。また、au PAY、d払い、LINE Pay、メルペイ、PayPay、楽天ペイ(アプリ決済)、J-Coin Payを利用できるほか、Amazon Payにも対応。

Amazon Payを利用できる店舗はそれほど多くないですが、郵便局で利用できるのはなかなか攻めている感じがします。インバウンド向けには中国のALIPAY、WeChat Payも利用できます。

キャッシュレスを使える商品・使えない商品

郵便窓口でキャッシュレス決済を利用できるのは郵便料金や「ゆうパック」「ゆうメール」などの荷物運賃、切手、はがき、レターパックなどの販売品、カタログ、店頭商品などの物販商品となります。

先日郵便局でレターパックを送るときに10円不足を指摘されました。消費増税前に購入していたレターパックのため10円足りず、財布も持っていなかったため、スマホケースに入れていた1万円で支払う事に。その時にキャッシュレス決済が利用できていればSuica等で支払う事ができたのですが...。

残暑見舞いや今年の年賀状などでキャッシュレス決済は使えそうですし、荷物を送るときにも、キャッシュレスで支払うとポイントが貯まってお得ですね。ただし、ポイントが貯まらない決済サービスもあります(銀行PayやJ-Coin Payなど)ので、ポイントが貯まる決済サービスを使いましょう。

なお、印紙や宝くじ、代金引換郵便物などの引き換え金はキャッシュレス決済を利用する事はできませんので注意してください。

今回は、郵便局の実店舗でキャッシュレスを利用する方法を紹介しましたが、実は「郵便局のネットショップ」では以前からクレカを利用する事が可能です。はがきやレターパック、切手などが取り扱われており、5000円以上の購入で送料が無料です。

レターパックなどを大量に購入するときなどは便利で、筆者は結構利用しています。なお、レターパックなどの購入で利用できるのはVisaまたはMastercardでそれ以外のクレジットカードは利用できません。

約65%の郵便局ではキャッシュレス決済が導入されていないため、「郵便局のネットショップ」も覚えておくと便利でしょう。

菊地崇仁

ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活』(自由国民社)等がある。

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