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オダジョー次男も! 子どもの「絞扼性イレウス」の症状と予防策4つ

  • 2015.5.4
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【ママからのご相談】

最近、オダギリジョーさんと香椎由宇さんの1歳になる子どもが『絞扼性イレウス』という病気で亡くなりましたよね。 腸の病気で、腹痛やお腹の膨れ、嘔吐を繰り返すと書かれてありましたが、親がすぐに気づくことって難しいのでしょうか? うちの子どもはよく便秘になるので心配です……。

●A. 『絞扼性イレウス』を予防するには、キチンと排せつすることが大切です。

ご相談ありがとうございます。ママライターの亜依です。

オダギリジョーさんと香椎由宇さんのお子様がお亡くなりになったこと……私もTVのニュースで耳にして心を痛めました。原因は『絞扼性イレウス』とのこと。

病気のことを知るとともに、早期発見をするポイントや気を付ける点などをまとめてみましたので、ぜひご参考になさってください。

●『絞扼性イレウス』とは?

通常、口から摂取した飲食物は胃から小腸、大腸を通って消化・吸収され、便となって肛門から排せつされるのですが、なんらかの原因で内容物が腸に詰まった状態のことを腸閉塞(イレウス)といいます。

【主な症状】

・腸が拡張して張ってくるため、おなかが張って痛くなる

・一般的な腸閉塞であれば、激しい腹痛と痛みのない時間が交互にやってくる(絞扼性腸閉塞の場合は、激しい腹痛が休まることはなく、時間とともに顔面蒼白・冷汗・冷感・脈や呼吸も弱く速くなりショック状態になる)

・肛門の方向へ進めなくなった腸の内容物が口の方向に逆流してくる(吐き気・嘔吐)

いろいろ治らない病気が多い中で、絞扼性イレウスはきちんとした診断・治療がなされれば手術で治りますが、診断・治療が遅れれば死に至る病気です。激しい腹痛と吐き気・嘔吐が起きたらすぐに病院へ行きましょう。

●予防策4つ

イレウスにならないためには、排便習慣をつけ、腸の中を循環させる(便秘にならない)ことが大切です。相談者さまのお子さまはよく便秘になるとのこと。食事に気を付けるだけでも改善できるようです。

●(1)不溶性の食物繊維・消化しにくいものは避ける

おくら、ゴボウ、たけのこ、さつまいも、里芋などが代表例です。

●(2)よくかんで食べる

よくかむことは消化を助ける役割があります。

●(3)消化にいいものを食べる

野菜、豆腐、白身の魚などが良いそう。シチューやおでんなど、煮込むものも消化に良いですよ!

●(4)乳製品を摂取する

ヨーグルト、チーズ、牛乳などを積極的に摂取し、腸内の善玉菌を増やしましょう。

●最後に

親が子どもの症状に気付くか、気付かないか。適切な対処ができるかどうかだけでなく、良い医師に診てもらえるかどうかも子どもの命運を分けるカギとなりますね。

私たちがお医者様の腕を判断するのは非常に難しく、どうしようもないことも多いのですが……相談者さまのように自分の子どもの体質を知り、もしかしたらかかるかもしれない病気について、知識と予防策を頭に入れておくことも、非常に大切なことだと思います。

【参考リンク】

・腸閉塞(イレウス) | 帝京大学医学部附属病院下部消化管外科

●ライター/亜依(ママライター)

コンピュータの専門学校を卒業した後、9歳年上の彼と結婚。小学2年&1年&2歳=3姉妹のママをしている傍ら、子供よりも手の掛かる旦那様も同時育成中です。好奇心旺盛で、何にでも手を出したがり。趣味であるケータイ小説で本も出していただきました。“健康な体で100歳まで生きる”をモットーに、ポジティブな人生を心がけています。

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