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旬のおいしさをとことん楽しもう!作ってみたい、世界のナス料理9選

  • 2020.8.7
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ナス料理で9カ国を旅しよう!

【1】サラタ・デ・ヴィネテ(ルーマニア)

吸血鬼ドラキュラのモデルとなった城「ブラン城」で有名なルーマニア。

主食はパンとトウモロコシの粉を練って作るママリガで、ママリガは「ドラキュラ」にも登場するほど、ルーマニアの人々にとってなじみ深い料理です。

そして「サラタ・デ・ヴィネテ」もルーマニアの伝統料理の1つ。焼きナスで作ったサラダのことで、焼いたナスの皮をむいてペースト状にし、玉ねぎのみじん切り、マヨネーズ、塩コショウと和えたら完成です。

素朴な味わいで、@chika__cookingさんのようにパンに塗って食べるのがおすすめですよ。

【2】ババガヌーシュ(イスラエル)

中東のレバントに位置するイスラエル。世界各国からやってきた移民によって成り立っていて、食文化も中東料理、地中海(西洋)料理、ユダヤ料理などが混在しています。

「ババガヌーシュ」は地中海沿岸でよく食べられている、焼きナスとすりごまのディップ。ナスをじっくり焼いたら皮をむき、すりごまやスライスニンニク、調味料と一緒にミキサーにかければ出来上がりです。

@mayukoyamaguchi_tokyoさんは、焼きナス、すりごま、にんにくのカケラ、塩、オリーブオイルを混ぜてペースト状に。ふわっと軽い食感で、パンにつけたらいくらでも食べられてしまいそうなおいしさ。ナスを大量消費したいときにも重宝してくれそうです。

【3】ラタトゥイユ(フランス)

南フランスの郷土料理「ラタトゥユ」。ナスやピーマンなどの夏野菜をトマトや香草と一緒にオリーブオイルで炒め煮にして作ります。日本でもすっかりおなじみのメニューで、夏になると作りたくなるという方も多いのでは?

@yayoko6580さんの「ラタトゥユ」もナスのほか、ズッキーニやパプリカなど夏野菜がたっぷり。素材の旨味がギュッと詰まった濃厚な味わいがたまりません。

出来立てはもちろん、冷やしてもおいしいので、常備菜としても活躍してくれます。

【4】ピスト・マンチェゴ(スペイン)

スペインのカスティーリャ地方の伝統料理「ピスト・マンチェゴ」は、ナスやトマト、玉ねぎ、ズッキーニなどを煮込んで作る料理で、いわばラタトゥユのスペイン版。

パプリカパウダーなどで香りをきかせると本格的な一皿に。また、半熟卵をのせて食べるスタイルも人気です。

ラタトゥユ同様、温かくても冷たくてもおいしく味わえ、パンやパスタと一緒に食べるほか、メインの付け合わせにしても。@kt121_kitchenさんは、メカジキのステーキに添えたらぴったりだったそうですよ。

【5】パルミジャーナ(イタリア)

南イタリアのカンパーニャ地方やシチリア島の家庭料理「パルミジャーナ」。薄切りにしたナスを揚げ、トマトソースとチーズを層になるように重ねて焼き上げます。

使うチーズはモッツアレラチーズとパルミジャーノ・レッジャーノが定番ですが、家庭によって違うそう。

@imadai1231さんは、皮と果肉が硬めで加熱調理に適している米ナスを使い、チーズはモッツアレラチーズとパルミジャーノ・レッジャーノを。ジューシーなナスに2種類のチーズが絡み合った味わいは、何ともいえないおいしさです。

【6】ムサカ(ギリシャ)

「ムサカ」はナスとひき肉、ベシャメルソースなどを重ね焼きした、ギリシャのオーブン料理。お肉も野菜もたっぷりで、食べ応えのある一品です。

@tomoky_takeさんは、ベシャメルソースの代わりにギリシャヨーグルトを使って作ったそう。

挽肉とトマト缶で作ったラグーソース、素揚げしたナス、塩と摩り下ろしニンニクを混ぜておいたヨーグルトソースを耐熱容器に重ねてオーブンへInstagram(@tomoky_take)

ヨーグルトを使うことで小麦粉やバターは不要に。ギリシャヨーグルト以外のヨーグルトを使う場合は、水切りしてから使うと良いのだとか。

こんがりとした焼き色がおいしそうで、見ているだけでワインが進んでしまいそう。じゃがいもやズッキーニ、マッシュルームを入れるなど、アレンジしても!

【7】トルタンタロン(フィリピン)

フィリピンでナスを使った人気の家庭料理といえば「トルタンタロン」。日本語に訳すと「ナスの平らなオムレツ風料理」という意味になります。

ナスを焼いたら溶き卵に浸し、油を敷いたフライパンで焼き上げます。シンプルにナスと卵だけでもおいしいですが、@cowry.x.steelさんのように溶き卵に野菜を加えたり、ひき肉を加えたりしても。

ケチャップがとてもよく合い、一口食べればフィリピンで人気の理由が分かるはず!

【8】魚香茄子(中国)

「魚香茄子(ユイシャンチェズ)」は、ナスとひき肉を炒めた四川料理。日本では「麻婆茄子」という呼び方の方が有名ですね。

麻婆豆腐のナス版という雰囲気ですが、「豆豉や花椒が入らず仕上げに酢が入るので、麻婆豆腐とはけっこう味が違います」と@koji_nondakureさん。

ナスは素揚げすることでとろ~りとした食感に。ピリッとした辛味があり、ナスとひき肉の旨味、酸味がよくマッチして、ごはんもお酒もどんどん進んでしまうこと間違いなしです!

【9】ヤム マクア(タイ)

タイのレストランの定番メニュー「ヤム マクア」は、焼きナスのサラダのこと。ヤムは「混ぜ合わせる」で、マクアは「ナス」という意味になります。

具材は、茹でたひき肉や海老、焼いてトロトロになったナスなどの野菜。それらをナンプラーやニンニク、唐辛子などを混ぜた調味料で和え、ゆで卵を添えてパクチーをトッピングしたら出来上がりです。

油を使わず、ひき肉も炒めず茹でているので、あっさりと食べられる一品。@monmon114さんは、ナスを買うと食べたくなる料理の1つなのだとか。

ビールにもぴったり合いそうで、これからの季節は特に頻繁に作りたくなってしまいそうですね。

ナスは皮ごと味わうのがおすすめ!

ナスの皮には「ナスニン」と呼ばれるポリフェノールの一種が豊富に含まれていて、ナスニンには強い抗酸化力が。細胞の老化を防ぐ作用があり、肌のシミ対策や目の疲れに効果的だといわれているので、なるべく皮ごと調理するのがおすすめです。

また、体の熱を逃がす働きのあるカリウムも豊富なので、夏バテ解消にも一役買ってくれそう。

夏は毎日でも食べたいナス。世界のナス料理を取り入れながら、マンネリ知らずで楽しみましょう!

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