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8月8日は世界猫の日! キュートな猫に贈る、ジェシカ・アダムスの星座占い。

  • 2020.8.6
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猫の星座は、生まれた日でも家族になった日でも、どちらで決めてもかまわない。猫にとって、家族として迎えられるのは生まれ変わるのと同じなのだから。このとっておきの手引きを読んで、それぞれの星座の猫がどんなタイプなのか、見極めてみてほしい。

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牡羊座(3/21〜4/19)の猫

牡羊座の猫は、負けず嫌い。ほかの猫と喧嘩をしがちだから気をつけて。生まれつき喧嘩好きで、犬だろうと人間だろうと、おそらく相手がキリンだろうと歯向かっていく。それに、噛みつきやすい傾向も。必ずしも攻撃的というわけではないけれど、自然界の秩序を固く信じている。いつだってトップでいたいのだ。

運動神経が抜群で、走るのがものすごく速い。負けず嫌いだから、グレーハウンド犬とだって競争するだろう。おなかをくすぐられると猫パンチを繰り出すから、危険を承知でやること。優秀なハンターで、いつだってひとりで生きていける。ヒモの先にネズミや魚がついたおもちゃを持って近づきすぎると、思いっきりぶたれるのでおすすめできない。

マスキュリンな星座なので、かわいらしいメスの仔猫からであっても、男っぽい印象を受けるかも。それと、赤い首輪が似合うことが多い。どんな毛色だろうと、心は気が強いオス猫なのだ。

よいところは、一緒に暮らす人間がいつも自分の立場を思い知らせてもらえることだろう。いちばん偉いのは猫で、人間じゃない。

牡牛座(4/20〜5/20)の猫

牡牛座の猫の特徴は、食べるのが大好きなこと。すごく食いしん坊で、冬に備えて食べだめをする。それも冬だけでなく、一年じゅう。味にうるさいグルメなので、キャットフードより人間の食べ物を好みがちだけれど、それはたぶん人間の食べ物のほうが高価だからだ。銀行にお金を預けるみたいに、食べ物を取っておく。しかし、それを誰かと分けあうのは苦手なので、けっして手を出してはいけない。

自分でも食べ物を調達するし、ネズミを獲るのがうまい。褒めてもらいたくて獲物を持ち帰ることが多いけれど、人間はあまり喜んでくれない。でも、“いいことをしたら褒められて当然”と信じている牡牛座の猫は、そのうちご褒美をもらうコツを学ぶ。褒められるのが大好きな、ご褒美を期待する猫なのだ。

ちなみに、独占欲も強めの傾向が。またたびのおもちゃを取りあげたりすると、どうなっても責任は取れない。

双子座(5/21〜6/20)の猫

おしゃべりが大好きな双子座の猫。「ミャオ」という声ひとつ取ってもいろんな鳴き方をするから、理解できるかどうかは人間にかかっている。とても利口なので、仔猫でも「おはよう」とか「なぜ?」と言えるのだ。

パソコン猫でもあり、しきりにノートパソコンの上で横になったり、キーボードの上で寝そべったりする。同じようにして人間の邪魔をする猫は多いけれど、双子座の猫はそれだけではすまない。インターネットでほかの猫を見るのも大好きで、話しかけようとする。とにかく話好きで愛想がよく、テクノロジーに詳しい。

また、双子座の猫はよくポーズを取るので、漫画に出てくる猫みたいに見えることがある。考えていることが書かれたフキダシが頭から出ているのが見えるから、黙っていても意思が伝わってくるはず。

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蟹座(6/21〜7/22)の猫

蟹座の猫は優しいことで知られていて、いい膝乗り猫になる。ひとりでいたくないときは寄り添ってくるけれど、しだいにぐいぐいくっついてきて、最後には飼い主の顔にへばりつくことも。いちばん母猫を恋しがるので、新たに家族として迎えたときは、特別に気にかけてあげてほしい。

社交的で寂しがり屋な性格だから、ほかにも猫を飼うか、それが無理ならせめて寄り添えるぬいぐるみを用意してあげたい。どんな家族ともうまくやれるし、どこにでもついてくる猫となり、人間の肩にのって移動したがる。寝ているときは、前足を顎の下に巻きこんでカニみたいになることが。また、忠誠心が強いという一面も。

ただし、注意点がひとつ。蟹座の猫は、変化を好まない。引っ越しが大嫌いで、もとの家に戻ってしまうことがある。それさえ注意すれば、あとはたっぷり愛情を注ぐだけでいい。そうすれば、間違いなく同じように、猫も愛情を返してくれるから。

獅子座(7/23〜8/22)の猫

獅子座の猫は支配者だ。家でもご近所でも王さまのようにふるまい、しっぽを高く立て、堂々と胸を張って歩く。野良猫やもらわれてきた猫でも純血種のように見えるし、どんな風貌をしていても、例外なく立派な血筋を持っている。非凡な先祖がいて、血筋をたどると外国に行きつくなんて可能性も。威厳があって堂々としていて、背筋もぴんと伸びている。王族だと思って接すれば、まず問題はないだろう。

見た目どおりの性格をしていて、縄張りを支配し、そこへほかの動物が加わるのを好まない。新顔は、ことごとく鼻っ柱をへし折られるはずだ。

ただ、自分の立場さえわきまえていれば、猫の王さま、つまり獅子座の猫と折り合いをつけるのに問題はない。これは猫だけでなく、人間やほかの動物にもあてはまる。庭の鉢植えですら、獅子座の猫に対しては、自分の立場をわきまえる必要があるのだ。

乙女座(8/23〜9/22)の猫

乙女座の猫はすぐ退屈するので、手持ちぶさたにさせてはいけない。退屈した乙女座の猫は突拍子もないことをやりかねない。純粋に後片付けを手伝ってもらうためだけに、部屋を散らかすことまでするのだ。そのうち飼い主は“要するに一緒に会社に行きたいのだ”と悟ることになるだろう。乙女座の猫がノートパソコンの上に寝そべったり、わざわざ画面の前に来たりするのは、聞き分けがないからではなく、仕事をしたいからだ。仕事を与えると、驚くほど次々と新たな能力を発揮する。与えなくても才能は開花するが、家の中がとんでもないことになるかもしれない。

乙女座の猫は頭がよく、義理堅く責任感も強くて、ちょっと完璧主義なところがある。そして、きれい好きだ。役割を与えておけば、一日じゅう機嫌がいい。ただ、退屈させるとやっかいなことになるので要注意。ネズミを持ってくるかもしれない。

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天秤座(9/23〜10/22)の猫

天秤座の猫は、目の敵をつくりやすい。そして、一度敵とみなした相手をいつまでも忘れない。隣の家の植え込みで、ライバル猫と自分だけの戦争を繰り広げる。時には火花を散らす期間が長すぎて、なにがきっかけだったのか誰も覚えていないなんてことも。暴力の応酬がしたいというよりも根に持っているだけなので、怒らせなければ問題はない。“尽くす価値がある”と思われているあいだは尽くしてもらえるから、甘やかすのも悪くない。

また彼らは、振り向いてもらうためにいじめるふりをして、好きになった相手の気を引こうとすることがある。とはいえ必ずうまくいくわけではないし、どの星座の猫だろうが、猫を口説くのは簡単ではない。

蠍座(10/23〜11/21)の猫

生きることと愛情を注ぐことに熱心なのが、蠍座の猫。自分が恋をすることだけでなく、人間やほかの猫の恋にまで関わろうとする。ひとりでいるのが苦手で、あまり長くボーイフレンドやガールフレンドをつくらずにいられない。ただ、そのせいでややこしい立場になることも。蠍座の猫の日々に、ありきたりなものはない。彼らにとって、なんの変哲もない日常は無意味なのだ。

彼らはどんな状況でも有利な立場でいたがる。ひたむきなまなざしを向けられると、人間も猫もすぐ言いなりに。その効果は、小さな仔猫のときから絶大だ。

寛大で、終わったことを水に流すタイプに見えるが、実は違う。相手が猫だろうと人間だろうと、不当な扱いを受けたと感じればしっかり仕返しする。おとなしくなんかしていないぞ、と思い知らせる必要があるからだ。とはいえ、悪事を働くためではなくよいことのためにそうしているのだから、問題はないのだろう。自分の世界に夢中になりがちだが、悪意はまったくない。ただ、分別があるかどうかは、また別のお話。

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射手座(11/22〜12/21)の猫

射手座の猫は、猫社会の思索家だ。猫たちを導く者がいるとしたら、射手座の猫がそれにあたる。どこか達観していて、顔に浮かべる穏やかな笑みは、ブッダや中世の修道士を思わせるかもしれない。すべてを理解していて、並外れた知性と冷静沈着さで、状況をしっかり把握できる。

たとえ自分の世界の中だけであろうと、旅を好む。あちこちを見て回り、周囲の状況から学ぶために出かけていく。そうやって、生きる意味を探しているのだ。飼い主には、いつも考え事をしているように見えるだろう。何を考えているのかわからないかもしれないが、心配することはない。どうせ、射手座の猫が考えていることは難解すぎて、誰にもわからないのだから。

山羊座(12/22〜1/19)の猫

山羊座の猫はじっとしていない。仔猫のときカーテンをよじ登ったり、はしごのてっぺんまで登ったりしてしまうのはたいてい山羊座の猫で、高いところをまったく怖がらない。そこが非常に高くても怖気づくなんてことはなく、しかもそこで平然としていられるのだ。これは、何においてもてっぺんに立ちたがる気持ちを示している。危機感がないくせにトップでいたいことを伝えようとしてくるので、気をつける必要が。

おそらくあらゆる星座の中でいちばん意志が固いけれど、同時に面倒見がよくて、役に立つ猫でもある。そのぶん窮地に陥ることも多いので、気をつけなければならない。万が一のときは、とにかく助けに駆けつけよう。山羊座の猫は手間がかかるが、一緒にいて退屈することはない。

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水瓶座(1/20〜2/18)の猫

カリスマ性を備えている、水瓶座の猫。すべての星座の中でも、いちばんの人気者といえるだろう。犬や金魚やオウムだけでなく、近所にいるさまざまな変わった生き物と顔見知りになれるのは、水瓶座の猫だけ。みんなを遊び仲間とみなしていて、自身については動物界の一員だと思われたがる。そして、その“動物界”にはハムスターだって含まれる。友好的でとても親しみやすく、“誰にも仲間はずれになった気分を味わわせたくない”と考える傾向が。人間すら、自分の仲間にしてしまうのだ。

その一方で、優柔不断なところもある。食器をふたつ置いたりすると、いつまでたってもどっちから食べるか決められなくなってしまう。でも、たいていはとてものんびりした猫なので、一緒にいると楽しいし、向こうもいつも遊びたくてうずうずしている。

魚座(2/19〜3/20)の猫

魚座の猫は、いつもぼーっとしている。行動派ではなく夢見がちな猫なので、飼い主はたまに頭をぽんぽんとたたき「誰かいますか?」と聞きたくなるだろう。水槽や池が大好きで、ひらひら泳ぐ魚を延々と見つめていることも。お風呂やシャワーにもしょっちゅう興味を持ち、入ってこようとする。普通の猫と違い、水を怖がるとはかぎらない。

何かの下にもぐるのも好きで、ベッドだけでなく物置小屋の下にまでもぐろうとするので要注意。隠れるのが大好きだから、ソファやテーブルの下にいることもあるかも。ちっぽけな仔猫だろうと、家に連れてきたとたん姿をくらましてしまうだろう。

感受性が強いところがあり、とても美しい、濡れたような目の持ち主。霊感を備え、人間が出かけたり帰ってきたりするのがすぐにわかることで知られている。帰宅すると絶妙のタイミングで飼い主を待っているのは、偶然のことではないのだ。

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さて、あなたの大切な猫は、どんな性格の持ち主だっただろう? 今回の猫占いは、飼い主を亡くした1匹の猫が新しく訪れた町で奇跡を起こしていく小説、〈通い猫アルフィー〉シリーズとジェシカ・アダムスのコラボレーションにより生まれたもの。笑いあり、涙ありのストーリーで全世界の猫好きをうならせてきたこれまでの5作品に加え、8月17日には第6話『通い猫アルフィーのめぐりあい』も発売予定。キャットラバーはもちろん、日常に癒しを求める人も、ぜひチェックして。

〈通い猫アルフィー〉シリーズ

www.harpercollins.co.jp/alfie

Text: Jessica Adams & Rachel Wells Translation: Kazumi Nakanishi Illustrations: Hisayo Azuma Editor: Misaki Yamashita

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