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ライアン・レイノルズ、妻ブレイクとの結婚式で「甚大な過ち」を犯した事を反省

  • 2020.8.5
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ライアン・レイノルズが2012年に行なった妻ブレイク・ライブリーとの結婚式に関して、当時、今となっては「大きな過ち」だったと率直に認めざるを得ない決断をしてしまったことを素直に認め、反省を口にした。(フロントロウ編集部)

ライアン・レイノルズ&ブレイクライブリー夫妻の結婚式を巡る騒動

マーベル映画『デッドプール』の俳優ライアン・レイノルズは、2012年、ドラマ『ゴシップガール』の俳優ブレイク・ライブリーと、米サウスカロライナ州チャールストンにあるブーン・ホールと呼ばれるプランテーション跡地で極秘挙式した。

ライアンとブレイクは、その後、披露宴会場や装飾の写真などをブライダル系メディアMartha Stewart Weddingを通じて公開。

当時、プランテーションを会場とした結婚式は、素朴でアットホームかつオシャレな雰囲気が味わえると人気を博し、ウェディングトレンドの1つにも数えられていたため、2人の結婚式のディティールも注目を集めた。

画像: ライアンとブレイクが挙式したブーン・ホール。
ライアンとブレイクが挙式したブーン・ホール。

しかし、その反面、世間では、夫妻が、長きにわたって白人の主人が黒人奴隷たちを酷使してきた残酷な歴史を持つプランテーションを晴れの日の会場に選んだことに反発の声も上がった。

ライアンとブレイクの挙式から6年後の2019年には、海外のプレ花嫁&花婿が挙式計画のアイディアの参考によく使用している画像収集アプリのピンタレスト(Pinterest)が、有色人種の権利向上に取り組む団体カラー・オブ・グループ(Color of Group)からの「プランテーションは史上最もひどい人権侵害の1つを思い出させる場所」だというクレームを受け止め、以後、プランテーションを美化した写真の非表示とすることを発表。それにより、ブレイクとライアンのウェディング写真も背景が分かるものは非表示となった。

ブラック・ライヴズ・マターの影響で再び注目

そして、この一件は、2020年3月にミネソタ州ミネアポリスで起きた白人警官による黒人男性ジョージ・フロイドの殺害事件により世界中に広まった、黒人に対する人種差別の撤廃を訴える運動「Black Lives Matter(ブラック・ライヴス・マター)」の流れを受け、あらためて掘り返されることに。

画像: ブラック・ライヴズ・マターの影響で再び注目

それまで、自分たちのプランテーション・ウェディングに関して、とくに公の場では言及してこなかったライアンとブレイクは、ブラック・ライヴズ・マターへの賛同を示し、アメリカで最も古い公民権運動組織の1つである全米黒人地位向上協会(NAACP)に20万ドル(約2,100万円)を寄付したことを報告。その際に出した長文声明の中で、間接的ではあるものの、人種差別に関して「無知だった自分たちを恥じている」、「自分たちの子供を(人種差別の)異常なパターンに加担せず、意識的にも無意識的にも、他人に痛みを与えることがない大人に育てることを誓う」とコメントした。

ライアンが「甚大な過ち」を反省

それからさらに2カ月ほどがたった先日、ライアンが米ビジネス誌Fast Companyのインタビューに登場。そのなかで、今度は直接的に、ブレイクと自身が2012年に挙げた結婚式には“とても大きな間違いがあった”ことを認めて、後悔を滲ませた。

プランテーションを会場とした結婚式について、ライアンはこうコメントしている。

「これは、僕たちが、いつも、心の底から素直に申し訳ないと思っている事。取返しのつかないことをしてしまったと思ってる。結婚式前に僕たちが目にしたのは、Pinterestで見つけた単なる結婚式会場だった。でも、結婚式の後で見えたのは、あの場所が壊滅的な悲劇の上に建てられたものだという事実だった。僕たちは、数年前に自宅でもう一度結婚式を挙げたよ。でも、恥というのは、奇妙な作用の仕方をするもの。ああいう、甚大でヒドすぎる間違いというのは、自分をシャットダウンさせてしまうか、物事を再編成して前に進む決意をするかどちらかだ。もちろん、また同じ様な失敗をしないとは言い切れないけど、形式を改めたり、社会の条件付けに挑んでいくというのは、一生かけて、ずっと追求していくべき課題だと思う」

2018年、黒人のスーパーヒーローを主人公にした黒人監督によるマーベル映画『ブラック・パンサー』が公開された際には、SNSを通じて、同作への賛辞を送っていたライアンだが、その際にも、プランテーション・ウェディングの件を引き合いに出して、彼を「偽善的だ」と罵るSNSユーザーもいた。

過去に犯してしまった間違いを帳消しにすることはできないことを理解し、一度ついてしまった汚点がなかなか拭えないものであることを認識したうえで、彼なりの誠意を見せ続けているライアン。

新たなインタビューを通じて、素直に謝罪し、反省の言葉を口にしたのは、自身と同じように無知や認識の甘さから誤った判断を下してしまった事がある人々への“過ちを認めて行動を正すことは、決して恥ずかしい事ではない”という、メッセージも込められているのかもしれない。(フロントロウ編集部)

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