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暑い夏も元気に楽しみつくしたい!食べて夏バテ対策

  • 2020.7.31
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大好きな夏。元気に楽しみつくしたい!

日に日に暑くなって夏真っ盛り。夏、大好き! バカンスもあるし、マリンスポーツもたくさん楽しみたい。でも、最近の日本の夏は暑すぎてバテてしまいます…。

そもそも「夏バテ」とは? 言葉の意味としては「夏、暑さのために、体がぐったり疲れること。夏まけ」(広辞苑第六版より)。従来は秋になり、夏の影響で残った疲れを指すことが多かったそう。でも、現代の私達はとにかく暑い気温の中で過ごしていて、旧盆のころは命がけ状態…。

暑いことがストレスとなる、脱水(熱中症)が起こる。また、のどごしの良い物を中心に食べるようになり、食欲低下からエネルギーや栄養素が不足する。冷たい物ばかりを食べて消化力が低下してしまう。そして、室内と室外の温度差が激しいため、自律神経が乱れてしまう…。そんな過酷な夏、気をつけることは何でしょうか?

食べて水分補給⁉夏に積極的にとりたい食品

みんなの体には水分が必要不可欠! でも水分は飲み物からだけでなく食べ物からも補給しているって知っていますか? 特に、野菜や果物は水分だけでなくビタミン・ミネラルが豊富に含まれているので、脱水症状や熱中症を防ぐためにも効果的。例えば「塩をふって野菜を食べる」ことは、塩分と汗で失った水分も補給できる、昔から行われている生活の知恵なんです。

また、体を動かすことの多いアクティブ女子のみなさまには、アスリートの夏の疲労回復の基本が役に立つはずです!

アスリートの夏の疲労回復の基本

その1:「糖質+ビタミンB1」
ビタミンB1を多く含む食品は肉類なら豚肉製品、穀類なら玄米や全粒粉など精製していないもの、豆類なら大豆・大豆製品、魚類ならうなぎや鮭、鮎、虹鱒などなど。糖質と組み合わせるのが効果的。ビタミンB1は不足しがちなので特に意識して。

その2:不足しがちな「たんぱく質」と「ビタミンC」を補う
タンパク質を多く含む食品は肉、鶏卵、うずらの卵、牛乳、ヨーグルト、魚類など。ビタミンCを多く含むのはモロヘイヤ、キウイフルーツ、ブロッコリー、ピーマン。そして意外かもしれませんが芋類も含まれます。食事にこれらの食品が入っているか確認する習慣をつけてみましょう。

加えて夏でも「おいしく食べられるため」のコンディショニングも必要です。

腸内環境を整えるために発酵食品・食物繊維をとる。消化吸収の促進のためよく噛んで味わう。血液循環・代謝の促進のために、こまめな水分補給とストレッチをする。そして弱りがちな胃腸をガードするためには、体幹部の強化(腹筋・姿勢)が効果的です。

難しいことは何もなく「一物全体」=身近なまるごと食べられる食品、卵、玄米、牛乳などを取り入れるのがおすすめ。そうすることで、栄養密度を高めることができるからです。少しの意識改革で、調子良く楽しい夏を過ごしましょう!

ライター:幸 雅子
教えてくれた人:海老久美子(立命館大学スポーツ健康科学部教授)

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