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しみ込んだ出汁の旨味がたまらない!"麩イリチー"|踊り出したくなるほど美味しい沖縄料理②

  • 2020.7.31
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イリチーとは細かくした素材にだし汁を加えて炒り付けた沖縄の料理です。今回の麩イリチーは卵がしみて食べ応えがあり、メインの貫禄十分の一品です。

しみ込んだ出汁の旨味がたまらない!"麩イリチー"|踊り出したくなるほど美味しい沖縄料理②

■シンプルなのにパワーみなぎる!

沖縄では車麩が一般的で、用途に合わせて切って使います。今回のレシピは一般的に手に入る麸を使っても、もちろんOK。麸は水で戻すよりも、味つけしただしで戻すと味わいが深くなります。卵をからめて焼けば、おいしくて、ボリュームたっぷりのご馳走に!

□麩イリチーのつくり方

◇材料 (2~3人分)

車麸:3枚(30g)
A :
・ 豚だし:1カップ
・ 塩:2g
B :
・ 卵:2個
・ 塩:0.5g
サラダ油:適宜
にら:適宜


(1)麩を戻す
麸を4等分し、Aにつけて戻す。

(2)卵液に浸す
戻ったら、少し水気を絞って、Bの卵液に浸す。

(3)にらを切る
にらを食べやすい長さに切る。

(4)炒める
フライパンにサラダ油を熱し、 2を入れ、残った卵液をかけて、全体に少し焦げ目がつくくらいまで、すべての面を焼く。途中、にらをパラパラと散らす。

(5)仕上げ
残ったAを少し加え、蓋をして蒸らす。

仕上げ
仕上げ

◇店舗情報

「にんじん食堂うずまさ」
【住所】京都府京都市右京区太秦多藪町9
【電話番号】075-864-2690
【営業時間】12:00~14:30、18:00~22:00 完全予約制
【定休日】水曜 木曜
【アクセス】JR「太秦駅」より8分、嵐電「帷子ノ辻駅」より7分、バス停「太秦開町」より1分



――教える人

「実方藤男、大道寺ちはる 「にんじん食堂うずまさ」料理人」

京都・太秦で沖縄料理店を営む実方(じつかた)藤男さんと大道寺ちはるさん。
21年前に沖縄・壺屋で店を始める以前は、実方さんは執筆業、大道寺さんは校正業とまったく違う畑からの転身。根っからの料理人ではないからこそ、文献を徹底的に調べ、緻密に試作を重ねて、数々の沖縄伝統料理を復活させてきた。


写真:東谷幸一 文:里見美香

※この記事の内容はdancyu2015年9月号に掲載したものです。

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