1. トップ
  2. レシピ
  3. 本格フレンチを気軽に楽しむカフェレストラン「ヴァンシュ」

本格フレンチを気軽に楽しむカフェレストラン「ヴァンシュ」

  • 2015.5.3
  • 2899 views

「ヴァンシュ(vent sud)」はパリの3つ星レストランで経験を積んだオーナーが、神奈川県大和市に開いたカジュアルフレンチのお店。地元で採れた新鮮食材で作る料理が話題です。

どの料理も野菜がイキイキ

小田急江ノ島線の高座渋谷駅から徒歩1分。入り口に飾られた野菜のオブジェが目印の「ヴァンシュ」は、4人掛けのテーブル席が2つと、カウンター席が7つのアットホームなお店。厨房で腕を振るうのは、オーナーシェフの中嶋麗子さんです。

人気のランチメニュー「季節のおすすめランチ」(時価)は、旬の素材を活かしたメインと前菜、パン、飲み物のセット。この日のメインは、柔らかくて甘みのある春キャベツを使った「ロールキャベツ トマトとサフランの2種類のソースと季節のお野菜添え」(1500円)でした。

地元産のブランド豚、高座豚の挽肉を春キャベツで包み、ブイヨンスープで煮込んだロールキャベツに、赤いトマトソースとホイップ状にした黄色のサフランソース、緑鮮やかな菜の花や小さなカブが添えられたカラフルな一皿。ひと口ほおばると、キャベツの甘みにトマトソースの酸味とサフランソースの旨味が合わさり、家庭料理のロールキャベツとはひと味違う洗練された味わいが口の中に広がります。

春キャベツが終わる5月中旬からは「サーモンのポシェとホタテのポワレ アボカドのライム風味のサラダ添え」に変わります。メニュー名を聞いただけでもおいしそう。こちらも魅力的ですね。

大ぶりの野菜がゴロッと入った、マイルドな味わいの「爺の野菜カレー ココット仕立て」(1000円)は、リピーターの多いメニューだそう。そのほか、地元で有名なお肉屋さんのソーセージを使ったポトフや、木曜と土曜限定の国産和牛の「ローストビーフランチ」(1600円)にも、食欲をそそられます。

夢を叶えるために、会社を辞めて料理の道へ

子どもの頃から食いしん坊で、大人になったら料理屋さんをやりたいと思っていた中嶋さん。食品会社の営業職として忙しい日々を送りながらも料理人になる夢を諦めきれず、30歳で仕事を辞め調理専門学校へ入学しました。同期はひと回りも年下という環境でしたが、コツコツと技術を習得し、同時においしいものをたくさん食べ歩いて舌を鍛えたそうです。

料理人としてのキャリアを大阪で人気のフレンチレストランからスタートさせ、フランス人シェフの店、さらにはパリの3つ星レストランで経験を積みました。

「パリで働いたのは、夫と旅行で訪れて感激したお店。その厨房でどうやったらおいしい料理、美しい料理ができるのかを勉強できたのが、私の財産です」と中嶋さん。出産、子育てを経た2012年6月、出身地の神奈川県大和市に、気軽に立ち寄れるカフェのようなフレンチのお店「ヴァンシュ」をオープンしました。

「自分の店を持とうと思った理由のひとつが、父が作るおいしい野菜を食べてもらいたいと思ったから」と中嶋さん。どの料理にも新鮮な野菜がふんだんに使われ、野菜のおいしさを実感できるのがヴァンシュの料理の特徴です。

色鮮やかな自家製フルーツタルト

スイーツの一番人気は「季節のフルーツのタルトとアイスクリーム」(600円)。地元産のイチゴがおいしい5月半ばまでは、素材の味を最大限に活かし、タルトとイチゴのシンプルな組み合わせで勝負します。滑らかでコクのある味わいのプリン「クレームキャラメル」(420円)もファンが多い定番メニューです。

スイーツのおともには「フレッシュハーブティー」(450円)をどうぞ。摘みたての新鮮なリーフやフラワーを専門家がブレンドしたハーブティーは香りが立ち、味もさわやか。スイーツだけでなく、野菜を活かした料理との相性も抜群です。

「ヴァンシュ」とはフランス語で“南風”という意味。店名のとおり温かな雰囲気で気さくなオーナーの人柄と、ていねいに作られたおいしい料理やスイーツをお目あてに、足を運んでみてはいかがですか。