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『アバター』で『ジュラシック・パーク』の恐竜の音がリサイクルされていた!

  • 2020.7.30
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ジェームズ・キャメロン監督による映画『アバター』では、スティーヴン・スピルバーグ監督の『ジュラシック・パーク』で使われたサウンドを再利用していたことを知っている?(フロント島編集部)

超人気映画『アバター』

映画『アバター』は、2009年に公開されたSF映画。監督は、『ターミネーター』シリーズや『タイタニック』のジェームズ・キャメロンで、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバー、スティーヴン・ラング、ミシェル・ロドリゲスなどの豪華キャストが出演している。本作は、ある衛星にやって来た人類と、その星にもともと住む者たちによる激しい戦闘を、当時の最先端技術をフル活用して描いた超大作。

『アバター』は3Dによる上映が大きく取り上げられた作品で、2019年に映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』が上映されるまでは、世界の歴代映画興行収入No.1の映画だった。その売り上げは、日本円にして約2,518億円。ちなみにキャメロン監督の『タイタニック』は、歴代3位という興行収入を記録している。

一方、『ジュラシック・パーク』は1990年に出版されたマイケル・クライトンによる同名小説を、1993年に映画化したもの。バイオテクノロジーを駆使した実験で現代に恐竜が蘇り惨劇を引き起こすというパニック作品となっている。

画像: ©️UNIVERSAL STUDIOS
©️UNIVERSAL STUDIOS

本作の監督は、映画『ジョーズ』、『インディ・ジョーンズ』、『レディ・プレイヤー1』など数々の名作を世に送り出したスティーヴン・スピルバーグ。約1,132億円の興行収入を記録し、アカデミー賞では視覚効果賞、録音賞、音響編集賞を受賞。さらに、ピープルズ・チョイス・アワード映画賞、英国アカデミー賞特殊視覚効果賞、ヒューゴー賞映像部門など多くの賞を総なめにした。

2015年には続編となる『ジュラシック・ワールド』が公開され、こちらも多くのファンの心を掴み大ヒットした。

『アバター』のサウンドに『ジュラシック・パーク』のものを再利用?

制作した監督も、制作された年代も違い、一見何の関係もなさそうなこの二つの映画だけれど、実はそれぞれの映画に欠かせない重要なモノの効果音が、全く同じだということを知っている?

同じ効果音が使われているのはなんと、『ジュラシック・パーク』の恐竜T-レックスの鳴き声と、『アバター』の危険な怪獣、サナターの鳴き声。どちらも映画を盛り上げる重要なモンスターであるだけに、この共通点には驚き。

実はこの二つの作品でレコーディングを担当したのは、クリストファー・ボイスという人物。彼は『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや『アイアンマン』など数々の有名作品のレコーディングを担当してきたベテランで、4度のアカデミー賞受賞歴を持っている。

そんな彼は、映画『アバター』でレコーディングをした際、他のスタッフと話し合いながらこの轟音を利用したそうで、他にもいくつか『ジュラシック・パーク』と同じ音を使っているモンスターがいるという。

この二つの映画を見るときには、ぜひ聴き比べて楽しんで。(フロントロウ編集部)

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