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ザ・ローリング・ストーンズら、政治活動における楽曲の無断使用禁止を求める。

  • 2020.7.30
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Photo_ Shirlaine Forrest/WireImage
Mick Jagger, Keith Richards, Charlie Watts and Ronnie Wood of The Rolling Stones perform live on stage at Old Trafford on June 5, 2018 in Manchester, England.Photo: Shirlaine Forrest/WireImage

ザ・ローリング・ストーンズエルトン・ジョンライオネル・リッチーら著名アーティストが、政治家による楽曲の無断使用禁止を求める請願書に署名をした。他にもエアロスミス、ロード、グリーン・デイ、パール・ジャム、シーア、パニック!アット・ザ・ディスコ、R.E.M.、シェリル・クロウ、カート・コバーンの遺産管理団体、ブロンディなど多くのミュージシャンがアーティスト・ライツ・アライアンスによる公開書簡に署名している。

この書簡の中で、民主党と共和党、議会及び上院の委員らに対し、政治的な楽曲使用停止を懇願。「如何なる政治家も人気アーティストから公の場で関係を否定されたり、拒否されたりすることで得することはありません」「不必要な論争で、消極的もしくは非政治的なアーティストでさえもが巻き込まれ、その立候補者が自身の楽曲を使用していることについて説明しなければならない立場に追いやられています。ソーシャルメディア上及び文化一般に言っても、政治家たちこそが間違った解釈を生む原因となるのが常です」としている。

アーティスト・ライツ・アライアンスのエグゼクティブ・ディレクター、テッド・カロ氏はこう話す。「以前から選挙の度にこの問題が発生していますが、今回はその傾向が著しく私たちの注意を引くこととなりました」「アメリカ人が自分の権利のために立ち上がり、政治家や大規模な団体に要求をする、すなわちこれ以上搾取されてはいけないという思いが溢れ返ったのです。徐々に容認してもらうよりも、この問題にシンプルな要求をする時だと感じました。尋ねて許可をもらうのが先だということです」

つい先日にはザ・ローリング・ストーンズが、ドナルド・トランプ大統領に無断で楽曲を使われているとして法的措置を取る構えを見せていた。同バンドの弁護士チーム及び音楽著作権管理団体のBMIから、その旨を記した手紙がトランプ大統領に送られたという。同バンドの広報はこう話す。「トランプ氏の選挙集会における無許可での楽曲使用は、ライセンス契約違法であり、BMIが既に通知しています」「もしドナルド・トランプ氏が警告を無視し、使用を続ける場合、禁止令の違反とライセンス契約なき楽曲使用で法的措置に直面することになります」

オクラホマ州タルサで開かれたトランプ大統領の選挙集会において、ザ・ローリング・ストーンズの楽曲「無常の世界」が流されていた。2016年にもトランプ大統領は同曲を使用し、その際に同バンドのツイッターには、「ザ・ローリング・ストーンズはドナルド・トランプを支援などしていません。『無常の世界』はバンドの許可なしに使われたのです」と綴られていた。

Text: Bangshowbiz

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