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プランクできれいな腹筋を目指す!【バレリーナ金子仁美のきれいなカラダのつくり方】

  • 2020.7.29
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バレリーナ金子仁美さんの新連載がスタート!ベールに包まれたバレリーナの生活と、日常でできる簡単ストレッチやトレーニングをご紹介します。第4回は、バレリーナが実践している腹筋トレーニングをレクチャー。

一般的にバレリーナは、華奢なイメージをもたれがちです。間違いではないのですが、古典バレエの舞台だと2~3時間はあるので、それだけの時間を踊りきる体力と筋力が必要になります。腹筋が6つ、8つに割れているバレリーナも結構多いんですよ。ちなみに…私は腹筋が割れていないので、きれいに6つ割ることを目標にしています(笑)。ということで、今回はうつ伏せになった状態でカラダを動かすトレーニング・プランクを、難易度別に2種類ご紹介します。

【今月のバレエトレーニング〜難易度1〜】基本のプランク

1.うつ伏せの状態で肘をつき、カラダを浮かせる。

このままの体制でキープ!私は大体1〜2分キープしています。レッスン中に流す音楽の1曲分のときも。プランクは全身の筋肉を鍛えることができ、体幹もかなり鍛えられます!しかし、正しく出来ていないと意味がありません。

こちらがダメな例。お尻が上がっていたり、お腹が落ちていては、いくらキープしてもNGです。頭の後ろから足にかけてなるべく床と並行になるように注意し、お尻の下は締めること!しっかり胸筋と背筋を使って床を押し、肩甲骨の間が狭くならないように広くキープするのが大切です。

【今月のバレエトレーニング〜難易度2〜】片足上げでプランク

1.プランクの状態から片足を上げ、つま先をもう片方のふくらはぎからつたって太もものほうへ。上げているほうの膝は横を向くように曲げるのがポイントです。(バレエの形でパッセと言います)
2.横に持ってきた膝をゆっくりと中に入れていきます。このとき、お尻が少しずつ上がってOK。ただお尻を上げるのではなく、お腹の力が入っていることが重要です。「お腹を使うからお尻が自然に上がる」と考えたほうがいいかも。
3.膝を胸に近づけるような意識で寄せる。8カウントでゆっくり動かすといいでしょう。

左右5回ずつ。慣れたら10回くらい増やしていきましょう!

最後におまけ。スタジオで写真を撮っていたら、自習していたバレエ団の後輩、居川愛梨ちゃんも一緒にやってくれました。

【日常のひとコマ】レッスン再会!予防をしつつ、練習の日々。

新型コロナウイルスの影響で〈東京バレエ団〉も約1ヶ月半、自宅待機が続いていました。6月からは徐々にレッスンやリハーサルも再開し、私たちダンサーもスタジオで思い切り踊れる喜びをかみしめています。

これはリハーサル中の1コマです。今は8月に上演する子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』(※記事は7月29日現在のものです。公演のスケジュール・内容は都合により変更となる場合がございます。)にむけてリハーサルを行っています。この作品は子ども向けということもあって、ダンサーの1名が進行役になり、あらすじやマイム(演技)の解説をするので、バレエをはじめて観る人にもおすすめです!
私は主役のオーロラ姫をやらせていただきます。オーロラはクラシックバレエの中で最も難しい役のひとつ。子ども向けの作品だからといって、振り付けがやさしくなったり、出番が極端に減るわけではないので準備は大変ですが、ダンサーにとって憧れの役を踊れるのはやっぱり幸せです。

王子役の池本祥真くんとのリハーサル。これは「グラン・パ・ド・ドゥ」という、姫と王子が2人で踊るクライマックスの踊りを練習しているところです。写真を見てお気づきの方もいると思いますが、今は感染症予防のため、クラスやリハーサルもできるだけマスクをして参加しています。そのほか、朝来たときは検温と手洗い、スタジオの入出時には消毒、レッスンは通勤ラッシュとかぶらないように時間をずらすなど、できる限りの対策をしています。

ちなみに、私が愛用しているマスクは母の手作り。家族やまわりの方にこうして支えられていることに感謝しつつ、日々予防してリハーサルに励んでいます。

以上、金子仁美でした!皆さんもくれぐれもお身体にはお気をつけくださいね。

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