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「お客さんの笑顔で明るい気持ちに」コロナ禍でも頑張る沖縄のみやげ店をレポート

  • 2020.7.26
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緊急事態宣言下の4月から5月にかけて、沖縄でも多くの店が休業を余儀なくされた。それでも「街から光を消したくない」という思いで、営業を続けていた店も。どの店も、客足が少ない中で支えになっていたのは「お客さんの笑顔を見たい」という思いだった。沖縄のみやげ店の「今」をレポートする。

今だけのセールであのおみやげもお得に。わしたショップ 国際通り店

撮影をした6月下旬現在、周辺ではまだ営業を再開していないお店もある中、わしたショップには少しずつお客さんが戻ってきていた。
新型コロナウイルスの感染防止策としては、スタッフのマスク着用の徹底、入口2か所の消毒液の設置、レジ前に保護シートを設置するなどの対策をしている。

スタッフの小平めぐみさん(右)Harumari Inc.

また、この状況の中で普段はあまりやらない施策も実施していると話すのは、スタッフの小平めぐみさん。「こういうことは初めてで、賞味期限が短くなってしまった商品もあって。いつもはやらないのですが、今は大々的にセールを行っています」

店頭の一番人気はロイズのチョコレート。いまお店を訪れれば、探していたおみやげがお得に買えるかもしれない。(2020年7月1日 撮影)

「やっと来られた」という声が励み。セレクトショップ・沖縄の風

定番のシンプルなデザインバッグのほか、沖縄を代表するクリエイターである池城由紀乃(活動名 pokke104)さん、人気紅型作家の新垣優香(RYUKA)さん、宮城守男(Morio)さんなどの作品をプリントしたバッグも注目を集めている。

「沖縄の風」がある国際通りは、6月末までは人通りが少なく、寂しい状況だった。最近では県外から訪れる客も増えた。

店のスタッフの女性は、「まだまだ人数は少ないんですけど、「『ようやく来られました』という方もいらっしゃって、お客様の笑顔を見ると私たちも明るい気持ちになります」と話していた。

店は新型コロナウイルスの感染症対策をしながら営業している。開店前はドアノブなど人が触れる部分をアルコール消毒し、換気のためドアは常時開放。お客さんにはマスクの着用や、入店時の消毒などをお願いしている。(2020年6月29日撮影)

「街から光を消したくない」コロナ禍でも営業を続けた、Depot Island

ハワイアン、サーフなどのリゾートファッションを中心に、ミリタリーやストリートファッションが充実。沖縄の海に映える水着やカラフルなアメリカン雑貨も取り揃えている。

実はこちらの店は、コロナ禍でも営業を続けてきた。その思いについて、スタッフの本永マミさんはこう語る。

「街から光を消したくなくて、来ていただいたお客様も楽しめるようにと、営業は続けてきました。まだ本来のデポアイランドには戻っていないのですが、緊急事態宣言が解除された後は観光客や地元の方も増えてきて、街が少しずつですが元気になってきています。安心安全に楽しんでいただけるように対策をして、みなさんのご来店をお待ちしておりてます」

コロナの感染対策としては、スタッフはもちろん、お客さんにも消毒マットを使った靴底の除菌や手指の消毒、マスクの着用を呼びかけている。

また、レジ前にクリアボード、店内10か所に次亜塩素酸水噴霧器を設置するなど、設備も整えている。(2020年7月10日撮影)

いよいよ「Go To トラベルキャンペーン」も始まり、夏休みシーズンにむけて観光客も増えていくであろう沖縄の観光地。感染対策にしっかり取り組みながら、行く人も、迎え入れる人もwithコロナの中で新しい旅のスタイルを実践していく。そして旅行者だけでなく、これまで頑張ってきたお店の人たちの笑顔が溢れる場所に戻っていくことを期待したい。

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