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彼女に「好き」と言わない彼のホンネとは【ひとみしょうの男ってじつは】

  • 2020.7.25
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彼女に「好き」とか「愛してる」と言わない彼氏って、ホントは彼女のことをどう思っているのでしょうか? ということについて、今回は一緒に見ていきたいと思います。

「好き」と言ってくれないということは、彼はわたしのことが好きじゃないの? などと不安に思っている人は、ぜひ参考になさってください。

彼は媚びない男かもしれない

男から見ても、あまり喋らないというか、あまり感情を表に出さない男は、謎に見えます。

明石家さんまさんのように、感じたことを素直にすっと口にする男からすれば、拷問にあっても口を割らないジェームズ・ボンドのような男は、本当に謎なのです。なにを考えとんじゃろ、と。

でも、ひとつわかることがあって、それはなにかといえば、彼は媚びない男なのだろうということです。

喋るというのは、ことさら意識しなくても、他者に対する気づかいとセットですよね?

気づかいと媚びることは、まったく別のものですが、でも、その線引きをするのはむずかしいですよね。どこまでが純然たる気づかいで、どこからが媚びを売っているのかの線引きするのってむずかしでしょ?

ようするに、喋るという行為の中には、すでに媚びがセットされてしまっている、ということですが、その媚びを売るくらいなら、喋らないほうがマシ。だって俺は誰に媚びることなく自分を生きたいから――「好き」とか「愛してる」と言わない彼は、おそらくこういうことを考えているのではないか――これが、ふつうに喋る男からあまり喋らない男を見た時に感じることです。

「好き」と言わない彼の「イケてないところ」

彼女に「好き」とか「愛している」と言わない彼のことを、少々持ちあげすぎたかもしれないので、次に、「あまりイケてないこと」を述べようと思います。

それは、彼女に「好き」とか「愛している」と言わない彼は、女心を学習してこなかったのではないか、ということです。

女子って、少女マンガや恋愛小説などをとおして、男心を「学習」してきたはずです。本人にその自覚がなくても、無意識のうちに学習してきたはずです。

たとえば、『若草物語』という少女小説には、女子がこうふるまえば男子がああ感じる、といったことが、とてもたくさん具体的に描かれていますが、そういうのを幼い頃に読んで、なんとなくではあっても、男心のなんたるかを知っているのでは?

対して男は……その頃、戦闘ゲームをしていたのでした\(^o^)/オワタ

男は3つに分類することができます

マンガや小説に限らず、恋愛映画を熱心に見るのも男よりも女子ですよね。映画を観ながらきっと、「男ってこう考える生き物なんだ」というのを「発見」したと思います。

男子にその手の発見はありません。

あるとすれば2パターンです。

1つは、姉や妹がいる男子が、家庭においていやというほど女心を思い知らされるパターン。

もう1つは、キャバクラで痛い思いをした結果、女心を「わずかに」知るパターン(このパターンの学習効果は半年ともたないわけですが)。

それ以外の大多数の男子は、なんの学習もなしに、ある日偶然彼女ができます。で、女子のことをなにも知らないものだから、「好き」とも「愛している」とも言わず、彼女を不安にさせ、あげく、彼女に振られます。

で、人によっては、その後、彼女ができず、淋しくなって、スナックやキャバクラに行って、お金をいっぱい使って、その結果、わずかに女心を学習するのです(このパターンの学習効果は半年ともたないわけですが)。

ほどよい頻度で、彼女に「好き」とか「愛している」と言わないと、彼女が不安になる、場合によっては、彼女が不機嫌になる――この端的な事実を知る「だけ」に、男は何十年もかかるのです。あるいは、死ぬまでそのことに気づかないのです\(^o^)/オワタ

(ひとみしょう/作家・コラムニスト)

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