割り切れると思ってない？W不倫が意外と泥沼化してしまう理由とは

不倫と聞くとおおかたの人が既婚者と未婚者のカップルを想像します。お互いの環境が大きく異なるために不倫という揉め事も大きくなると思われがちですが、ではお互いが既婚者の場合であれば、お互い様という関係を築けるのかというと…実はW不倫もそんな風には割り切れるものではないのです。W不倫が泥沼化してしまう理由を紹介します。

なぜW不倫を始めてしまうのか

結婚をすることは一生相手と生涯を共にすることだ、と当たり前に思っていても夫婦といえど元は他人同士です。生活をともにする中で不満や嫌悪感をパートナーに抱く人もいます。その結果、結婚する前にわかっていたことであっても、理想と現実のギャップに悩んでしまうのです。

それでも、夫婦関係を保つためにはそれらを話し合うなど何らかのアクションでわかり合う必要がありますよね。しかし、そのことからお互いに目を逸らしてしまうと、他人に都合の良い関係を求めがちに…。また、家庭を持っている既婚者同士であれば、割り切った関係を築くことができると都合良く解釈して、W不倫という関係に陥りやすくなります。

共感しやすく本気になりやすい

既婚者同士だからお互いの家族を壊してまでも一緒になりたいと思うはずがない、と割り切った関係を始めたのにも関わらず、不倫はなぜ泥沼化してしまうのでしょうか。

W不倫は自由な時間が少ない中で逢瀬を重ねるため、不倫している時間が何か貴重な時間であるかのように錯覚しやすくなってしまいます。またお互いの家族にバレないかというスリルが関係の刺激となって、お互いの感情を燃え上がらせて、本気度が増してしまうのです。

また既婚者同士だからと、未婚者との不倫ではできない家庭内の不満を吐き出すことができるため、お互いを共感できる唯一の存在と勘違いしてしまいやすくもなってしまいます。そのため、家庭に不満が溜まるほど相手に気持ちが向かいやすく、最終的には抑えきれなくなってしまい、不倫は泥沼化を辿ってしまうのです。

関係を持った先にあるものは？

相手を唯一わかり合える存在だと思ったり、互いの家族関係を整理して一緒になりたいという欲求などが生まれ始めると、心のどこかでバレてもいい…という緩みが出てきて、最終的には周囲の人たちにバレてしまうことがあります。家庭の外での出来事だからそのような声が家族に届くことはないと甘い考えを持つ人もいますが、一人にでもバレてしまった不倫は本当にあっという間に広がります。

結果、お互いの家族を巻き込んでいるため、お互いのパートナーから慰謝料を請求額されたり、同じ会社の人同士であれば職を失う可能性もあります。不倫であろうがW不倫であろうが、関係を持った先には泥沼化しか待っていないのです。

既婚者同士の不倫は割り切った関係を築けると勘違いしがちです。しかし隠しごとのある関係性で、さらには大切な家族がいる人同士であるからこそ、それがバレた時の代償は大きく泥沼化してしまう可能性が高いといえます。また泥沼化の先には慰謝料を請求されたり職を失うなど負のものしか残らないのも、W不倫が行き着く地点でしょう。