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「おむすび」のように軟らかく、ふんわり気持ちよく過ごす

  • 2020.7.24
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ぎゅうぎゅうに硬く握った「おにぎり」のような心や体では、気が休まらず、呼吸するのが苦しくなるばかり。そんな状態になるまで自分を硬くせずに、ふんわりと軟らかい「おむすび」のようなポジションへ自分の身を置き、体を優しくいたわるテクニックをご紹介します。

「おむすび」のようなふんわりとした軟らかさ

佐藤初女さんの「おむすび」をご存知でしょうか?白米に梅干し、海苔がくるっと巻いてある、シンプルな丸い形。ひと口食べると、真ん中にある梅干しの酸味と塩気がご飯粒で結ばれて 、ご飯のひと粒ひと粒が呼吸するように握ってあり、決して硬くなく崩れることなく、外側の海苔までつながりを感じるのです。

この「おむすび」のように、私達の体は適度にほぐれてエネルギーが通りやすくなっている状態であるのが理想です 。ギュウギュウにくっついた状態や、関係ではなく 、適度にふんわりと軟らかく、体の内側から温かいもの広がり、本当の自分の振動が外側まで届いているようなイメージ。そんなイメージで、体を動かしてみませんか?

内側からほぐす「あうん洗い」

自分の内側から外側に沸き起こる振動で、体をほぐしていきます。呼吸や声、また全身を優しくいたわる意識が介在をします。

「あ〜」、「う〜」、「ん〜」 と声を出しながら、体をさすり、音と手のひらで、くまなく優しく洗っていきます。音によって細胞同士の間に隙間を作り、手のひらで意識を全身に置くのがコツです。体が内側から広やかになっていきます。

自分が、軟らかいふわんとした「おむすび」になった気持ちで試してみましょう。

ポイント
体を三つのパートに分けて行い言葉を以下のように変化させる。
①へそから下は「あ〜」。
②へそからノドまでが「う〜」。
③首から頭は「ん〜」。

最初は響いているかわかりづらいですが気にしなくてもいいです。不安でなければ目を閉じて行います 。各パートごとに、有音で3回。ささやくように3回。無音で3回ずつ繰り返します。

最後は「あ〜う〜ん〜」のひと息で唱え、全身を静かに軟らかく結んでいきます。慣れてくると手を使わずに、無音だけでどこでも行えるようになります。

体の細胞の一つひとつが音に共鳴するように震えて、エネルギーが通りやすくなり、とても気持ちがいいのでいつまでも行っていたくなるかもしれません。

ライター:安藤けいこ
出典:『Yogini 』vol.47 「おむすび理論でとにかく気持ちよくなるシークエンス」
監修:吉田友子/Elephant yoga主宰。本来の自分、ニュートラルな状態へと導くクラス作りを心がける。国内外の素晴らしい師と出会い交流を重ねながら、ヨガの学びを深めている。食といのちの大切さ、自然療法に興味を持ち、自然を師に日々の暮らしから学びインスピレーションを受け続ける。

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