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鏡リュウジの2020年下半期占い。

  • 2020.7.15
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Photo_ MakiEni's photo/Getty Images
star trailPhoto: MakiEni's photo/Getty Images

「2020年は、200年に1回と言われる大きなターニングポイントの年と言われてきました」と鏡さん。「今まで当たり前だと思っていたことが当たり前でなくなる年になる」と、ヴォーグ ウエディング読者に届けてくれた昨年の記事(こちらから)は、今読んでみるとまるでこの世界的混乱を予言していたかのように感じられるほど。

その記事にもあるように、2020年の12月を境に「完全に新しい時代に入っていくサイクル」がはじまるのだそう。そして、2020年下半期はと言えば、6月から火星が地球に接近し、火星が牡羊座にしばらくとどまり続けることが1つの鍵に。「もともと牡羊座にとって火星はホームグラウンドのような星。牡羊座のアグレッシブさと、火星のパワフルさが重なることでもたらされるのは、物事に対して感情的になったり、怒りなどのパワーを助長する傾向です。自分の中にある火星的なパワー、アグレッシブな一面をどのように使っていくかということがポイントになるでしょう。たとえば、今であればご自宅でできるエクササイズやハードな筋力トレーニングでもいいでしょうね。うまくガス抜きをして、パワーを外へと発散させてあげることも大切です」

2020年下半期に向けて、もう1つのシンボリックな出来事だったのが6月21日、夏至の日と日食の日が重なったこと。「夏至は一年の中で日の出から日没までの時間が最も長い日。一方で日食は太陽が"欠ける"ときです。一番太陽のパワーが強い日に、太陽のパワーが欠ける……それはまさに、陰が極まって陽になり、陽が極まって陰になるという、非常にパラドクシカルなことなのです」

それが示すのは、当たり前だったことが実は間違っていたり、これまでリスクだと思われていたことがチャンスになる、というような価値観の逆転。

「この価値観の大転換によって起こるのは、旧来の価値観と自分たちの価値観とのせめぎあい。ここで大切になるのは冷静な客観性です。自分とは全く違う価値観の人に対して、いちいち反応しすぎないことを心がけてみるとよいでしょう」

確かに、コロナウィルスの世界的拡大によって引き起こされた社会不安の中では、個々の価値観が露呈したり、それが原因で疎遠になる人がいたり、ということも起こっている。

「必要なのは、それに対応するフレキシブルさや冷静な包容力。自分は自分、相手は相手、と冷静に対応する力が求められます。逆に言えば、このような時期に交際を始めたり、結婚して一緒になれるというのは特別なことでもあります。ともに乗り越える力をより豊かに育みたいですね」

鏡リュウジ

占星術研究家・翻訳家。国際基督教大学卒業、同大学院修士課程修了。占星術の第一人者として、雑誌やテレビ、ラジオなど幅広いメディアで活躍する。著書に『占星術の文化誌』『鏡リュウジの占星術の教科書』(ともに原書房)、訳書に『ユングと占星術』(青土社)など多数。英国占星術協会会員、京都文教大学、平安女学院大学客員教授。

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