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フランス版「大人の工場見学」☆ 由緒ある高級食器ブランド・ジアンの工場へ

  • 2015.4.30
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ボンジュール! イラストレーターの竹永絵里です。私事ですが、先日フランスへ旅行に行ってきました〜。フランス滞在中はパリに宿泊していましたが、日帰りでショートトリップ♩ パリから特急列車で1時間半程にある食器の街「ジアン」に行ってきたんです!!

「ジアン」は地名でもあり、知る人ぞ知るフランスの高級食器メーカー「Gien(ジアン)」の名前でもあります。日本では美術館のミュージアムショップなどで見かけますし、フランスではサミットの晩餐会でその食器が使われるような由緒あるメーカーです。今回の「ジアン」へのショートトリップは、この高級食器メーカー「Gien」の工場を見学することが目的でした。

パリのベルシー(BERCY)駅から特急列車に乗り、世界の車窓(笑)を満喫しながら「ジアン」駅へ。ジアン駅はこじんまりとした駅。駅前にコーヒーショップが1軒あるだけの、のどかな田舎街です。

さらに駅からタクシーに乗って10分ほどで「Gien」の工場へ。

工場の入り口はこちら! 「Gien」のマークが可愛く、趣がありますね〜

門の中に入るとすぐに工場があります。入口で見学ツアーのお金(13ユーロ)を払っていざ内部へ! 見学通路は観光客用に整備されておらず、働いてる人と同じ感じで工場を巡ります。その雑多な感じが、工場のリアルな雰囲気が伝わってきて面白いんです!

まず、入ってすぐに目に付くのがこのオーブン。綺麗なレンガ色!かなり年季が入っています。写真ではわかりにくいてですが、もっと長いです。20mくらいはあったかな…!?

この塊が食器になっていきます。図工の時間を思い出しますね…

カップの把手の部分をひたすら作っています。把手だけ並ぶと圧巻!

こちらの工程は、お皿にプリントシートを貼る作業。1つ1つ、熟練の職人さんたちが手作業で貼っています。

簡単そうに見えるけど、食器の形に合わせて貼ったり正確な位置に貼付けるのは至難の業。「Gien」ではプリントシートを貼る工程はほとんどが手作業で、機械に頼っているのはごく一部だそう!

こちらは絵付けの工程。細かい絵柄を丁寧に描いています。圧巻!! ずっと見ていたくなります。

なんと、この場で私も絵付け体験!(責任者の方がいたので特別に体験できました!)

普段から絵を描く仕事をしているので「簡単でしょ〜」なんて思いましたが、いやはや難しい… 職人さんのすごさを実感したのでした。

壁にはこんな色見本もありましたよ。可愛い!

工場見学を終えた後は、併設する美術館とアウトレットショップへ!

美術館はかなりの年代物が飾られていて、見応えがあります。「Gien」ファンにはたまらない空間です!

そして、みんな大好き!アウトレットショップへ〜。

パッと見わからないようなちょっとした傷や少しのズレがある商品などが、定価の30〜50%OFFと大変お安く購入できます! あれもこれも買いたくなり、かなり迷います。私はお皿を10アイテムくらい買い、見事に散財しました…(笑)

ちなみに今回の旅は、パリ在住の日本語ペラペラのフランス人ガイド、ソレーヌ(パリ旅ツアー)に案内してもらいました。

パリからの日帰り旅やパリ市内など、普通のツアーでは行かないような素敵な場所に連れて行ってくれます。

彼女は日本語ペラペラで、日本人並みの気遣いができて、パリジェンヌならではの情報をたくさん紹介してくれるとっても素敵なガイドです。ご興味ある方、ぜひチェックしてみてくださいね☆

パリから少し離れただけで、いろんな体験ができるフランス。ぜひ「Gien」もフランス旅行の際に訪れてみてくださいね!

text & photo:イラストレーター 竹永絵里

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