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「舌鼓」は「したづつみ」じゃない⁉簡単なのに読み間違える熟語9個

  • 2020.7.7
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当たり前だと思い込んでいた漢字の読み、本当に合っているでしょうか? 今回は、字面が簡単ゆえに間違えてしまいがちな言葉を集めてみました。

 

 

1・著す

読み間違いの例

ちょす、しるす

正しい読み

あらわす

意味

書物を書いて世に出すこと。

説明

小学校の漢字テストでよく出題されます。6年生で習う漢字で、私も作問しています(笑)

 

2・一見の客

読み間違いの例

いっけんのきゃく

正しい読み

いちげんのきゃく

意味

初対面。初会。

説明

「いっけんのきゃく」では意味が分かりません。「いっけん、客に見える人?」となりそうですね。たしかに「一見」は「いっけん」とも読みますが、「~の客」や「~さん」とした場合は「いちげん」です。元々遊郭で、その遊女に初めて会うことを言いました。今ではむしろ格式の高い店に対し、自分を下げて「この店は一見さん(いちげんさん)はお断りかな?」などのように使います。

 

3・気色ばむ

読み間違いの例

きしょくばむ

正しい読み

けしきばむ

意味

怒ったさまが表れる。意中をほのめかす。様子を顔色にあらわす。気取る。なまめかしい様子をする。

説明

現代では、怒りで顔色が赤くなった時に使うことが多いです。「批判されて気色(けしき)ばんだ」のように使います。「きしょく」と読むのは、おそらく「気色悪い(きしょくわるい)」から来ているかと思われます。「気色悪い」は「きしょくわるい」で「けしきわるい」とは読みません。怒った時に使う言葉なので、読み間違えてさらに怒りを買うことのないようにしたいものです。

 

4・重版出来

読み間違いの例

じゅうはんでき

正しい読み

じゅうはんしゅったい

意味

重版分の本が刷り上がり、書店に搬入されること

説明

2016年にテレビドラマ化された漫画『重版出来(じゅうはんしゅったい)!』を知っている方は間違わないかと思いますが、読めない人も多いのではありませんか。「出来」とは事件の起こること、物事ができあがることを表す言葉で「珍事が出来する(しゅったいする)」「近日出来(きんじつしゅったい)の予定です」のように使います。「出来」は「でき」とも読みますが、前後の文章から読みを判断した方が賢明ですね。

 

5・舌鼓

読み間違いの例

したづつみ

正しい読み

したつづみ

意味

食物を賞美する時などに、舌を鳴らすこと。

用例

あまりのおいしさに舌鼓(したつづみ)をうった。

説明

女性の表現ではあまり出てきませんが、上の用例「あまりのおいしさに舌鼓を打った」のように使います。もともと「つづみ」という和楽器があります。舌でつづみを打っているような様子を表しているので「したつづみ」となります。

 

6・茨城

読み間違いの例

いばらぎ

正しい読み

いばらき

意味

関東地方北東部の県。

用例

昨日、茨城(いばらき)に行きました。

説明

「茨城」を「いばらぎ」と読むと、茨城の人に十中八九叱られます。県名なので、ルールも何もありません。廃藩置県の時から「いばらき」です。

 

7・役務

読み間違いの例

やくむ

正しい読み

えきむ

意味

労働などによるつとめ。

日本、フランス両政府は、自衛隊とフランス軍が物資や役務を融通し合う物品役務(えきむ)相互提供協定(ACSA)に署名した。

説明

例文のような場合や、「役務商標」「役務賠償」などの熟語で目にすることが多い言葉ですね。一般人は声に出して読み上げる機会がないので、文字通り「やくむ」と読んでしまう人が多いのかと思います。

 

8・言質

読み間違いの例

げんしつ・げんしち

正しい読み

げんち

意味

後日の証拠となる(約束の)ことば。ことばじち。

ちゃんと先方の言質(げんち)を取ってきなさい。

説明

「言質を取る」という熟語で使われる言葉です。「言質を取る」とは、後で証拠となるような約束の言葉を得ることを言います。ことばじち、言葉の人質ですね。

 

9・好々爺

読み間違いの例

こうこうじい

正しい読み

こうこうや

意味

人のよい老人。にこにこしたやさしそうな老人。

水戸黄門は好々爺(こうこうや)として慕われていました。

説明

「爺」は「じいさん」の「じい」ですが、この場合は「や」と読みます。

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