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「性的同意って何?」「自分を大切にするには?」学校では教えてくれない性教育を学べるアニメ 『AMAZE』(アメイズ)って?

  • 2020.7.1
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▼話しづらさを感じるテーマもアニメ動画なら入りやすく分かりやすい

AMAZEの動画は、科学的に正確な情報に基づく一方で、ポップでわかりやすく、時にくすっと笑えるような表現のアニメ動画であること。

月経や性器、やコンドーム等、普段は話しづらいと思う性に関するテーマも、3~5分ほどの短い動画でサクッと見て、大切なポイントを学ぶことが可能です。また、動画はYouTubeから閲覧できるので、気軽に何度でも見返すことができるのもおすすめです。

▼性や自分自身について、肯定的なメッセージで溢れる内容

幼い頃から性について、「興味を持ってはいけない」「話しちゃいけない」「恥ずかしいもの」など、ネガティブなイメージを刷り込まれてきた人も多いのではないでしょうか。

それに対し、AMAZEの動画は、“何よりも自分と相手を大切にしよう”、“いつでもNOと言っていい”、“自由でありのままの自分でいることってすてきだよね”と、性についてだけでなく、人間関係について、楽しく、包括的に、分かりやすく伝えており、普段からの子どもの自己肯定感を高め、維持する声かけにも役立つフレーズが豊富に含まれています。

▼学校では学べない幅広い知識を扱っている
▼まずは保護者向けの動画シリーズを見る
▼親子で一緒に動画を見て話し合う

次に、子どもにAMAZEの動画を見せることもいいですが、親子で一緒に動画を見ることもおすすめです。なぜなら、保護者が子どもと思春期の体と心の変化や、性について会話をすることで、子どもたちは疑問を持ったときに、あなたに質問してもいいんだと思うようになるからです。

子どもの理解度や反応を見ることも今後の性教育のヒントになるはずです。親子で安心して性について話せる土台を作ることで、子ども達は親や保護者に、性に関する質問やアドバイスなどを求めやすくなります。

例えば、生理についての動画を一緒にみた場合、「まだ生理が始まっていないことは知っているけど、もし必要になった時には生理用品を使えるんだよ」と一言伝えるだけでも、子どもには保護者が生理についていつでも話せる存在であるということが伝わります。

▼動画を見て学んだ内容やフレーズを活用して、子どもに話しかけてみる

保護者が動画を見て学んだ内容やフレーズを使って、普段の会話の中で、子どもに性や思春期、人間関係に関する話題提供を投げかけてみるのも一つの方法です。

例えば、
「友達同士でも、恋人同士でも、自分らしくいられる関係がいい関係だよ」「誰かを小突いたりブラを触ったり、ズボンを下ろすのは仲良くなるいい方法ではないし、いじめにつながるよ」「セクハラはどんなときも被害者のせいじゃないよ」「愛情表現は同意があれば素敵な経験になるはず」「思春期に自分が誰を好きになったりドキドキするかで、自分の考えや気持ちに戸惑うこともあるよ。もやもやするかもしれないけど、それは自然なことだから心配しないで」
など、子どもにどう話しかけるか悩んだ時も、ぜひAMAZEの動画をヒントにしてみてください。

▼ピルコンのAMAZE活用ガイドを使う

AMAZEでは様々なテーマを扱っています。筆者が代表を務めるNPOピルコンでは、そんな様々なテーマをより理解し、子どもと話し合う際の活用ガイドを日本語に翻訳・作成しました。

AMAZE活用ガイド詳細を見る >>

AMAZE活用ガイドでは、字幕を書き起こしているだけでなく、各テーマで会話の例を掲載しています。そのため、保護者がどう子どもと話したいいかわからないテーマでも活用ガイドを用いれば、子どもと話すきっかけを作りやすくなります。

また、動画ではカバーできなかった内容も「もっと知りたい方へ」というセクションで詳しく説明しているため、活用ガイドを読むことでさらに理解を深めることができると思います。

AMAZEの動画が性の学ぶヒントやきっかけとなり、子どもたちや皆さんの豊かな人間関係につながっていくことを祈っています。

(染矢明日香)

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