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プライド・パレード50周年!2020年にコロナ禍のなか世界で目撃された「レインボー」を総まとめ

  • 2020.6.30
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2020年は史上初のプライド・パレードから50周年を迎えた年。そんな大事な年のプライドイベントは新型コロナウイルスの世界的流行のため世界各地で中止となってしまったものの、それでも、プライド月間である6月は世界中でLGBTQ+の象徴であるレインボーが目撃された。写真でお届け。(フロントロウ編集部)

コロナ禍でパレード中止、2020年はBLMと共にデモ

2020年は現在のプライド・パレードの始まりである、1970年に全米各地で起きた「ストーンウォールの反乱(※)」の発生1周年を祝したデモからちょうど50周年を迎えた年。今年のプライド・パレードはいつも以上に大事なものになるはずだったけれど、新型コロナウイルスのパンデミックのため、アメリカや日本を含め世界各国でプライド・パレードは中止に。

ただアメリカでは、黒人男性のジョージ・フロイドが白人警官に首を押さえつけられて亡くなった事件をきっかけに、黒人の命には価値があるとするブラック・ライヴズ・マター(Black Lives Matter)の大規模デモが全米で5月末から発生。プライド月間である6月、全米では多くのLGBTQ+コミュニティのメンバーがこのデモに参加する姿が目撃された。

※NYのゲイバー、ストーンウォール・インにおいて、警察の差別的な取締りに反発して起きた暴動。同性愛者たちが初めて本格的に体制に反発したこの事件は世界中に飛び火し、LGBTQ+コミュニティの権利運動を大きく動かす歴史的出来事として記憶されている。

画像: ブラック・ライヴズ・マターのデモにレインボーファッションで参加した犬のアライ。
ブラック・ライヴズ・マターのデモにレインボーファッションで参加した犬のアライ。
画像: バージニア州ではアメリカ連合国陸軍の将軍の像は、ブラック・ライヴズ・マターの頭文字が投影され、レインボーカラーに染まった。
バージニア州ではアメリカ連合国陸軍の将軍の像は、ブラック・ライヴズ・マターの頭文字が投影され、レインボーカラーに染まった。
画像: ジョージ・フロイドの最後の言葉「I can't breathe(呼吸ができない)」が描かれたレインボーフラッグ。
ジョージ・フロイドの最後の言葉「I can't breathe(呼吸ができない)」が描かれたレインボーフラッグ。

世界で目撃されたレインボー

世界各地でプライド・パレードは中止となってしまったものの、ニューヨークやロンドンなどの都市では今年もレインボーカラーが街を飾った。

画像: ニューヨークのタイムズスクエアの電光掲示板には、レインボーカラーと共に「我々はみな人間である」「全ての黒人の命に価値がある」といった言葉が流された。
ニューヨークのタイムズスクエアの電光掲示板には、レインボーカラーと共に「我々はみな人間である」「全ての黒人の命に価値がある」といった言葉が流された。
画像: ロンドンのカムデン・タウンでは道がレインボーカラーに塗装されて、虹色の横断歩道が出現。
ロンドンのカムデン・タウンでは道がレインボーカラーに塗装されて、虹色の横断歩道が出現。
画像: ニューヨークのロッカフェラーセンターでは、100本のレインボーフラッグが掲げられた。
ニューヨークのロッカフェラーセンターでは、100本のレインボーフラッグが掲げられた。
画像: 同じくロッカフェラーセンター。レインボーフラッグをバックに、広場の像がマスクをつけていたところが2020年を物語っていた。
同じくロッカフェラーセンター。レインボーフラッグをバックに、広場の像がマスクをつけていたところが2020年を物語っていた。
画像: プライド月間を祝して、虹色にライトアップされたマディソン・スクエア・ガーデン。
プライド月間を祝して、虹色にライトアップされたマディソン・スクエア・ガーデン。
画像: リンカーン・センターも7色にライトアップ。
リンカーン・センターも7色にライトアップ。
画像: ニューヨーク5番外のルイ・ヴィトンは店舗に虹をかけた。
ニューヨーク5番外のルイ・ヴィトンは店舗に虹をかけた。
画像: ベルリンのパンケーキ店Sugarclanからレインボーカラーのパンケーキが登場。
ベルリンのパンケーキ店Sugarclanからレインボーカラーのパンケーキが登場。
画像: イタリアのチュエカ駅のロゴは永久的に虹色に。
イタリアのチュエカ駅のロゴは永久的に虹色に。
画像: サンパウロでは夜空に7色の閃光が照らされた。
サンパウロでは夜空に7色の閃光が照らされた。

世界中でLGBTQ+コミュニティを祝福するアクションが取られた6月のプライド月間。LGBTQ+コミュニティによるプライド、そしてアライの支持は、今後も毎月続いていく。(フロントロウ編集部)

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