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この世の全てがここに...? ユートピアへの扉にしか見えない居酒屋の入口がこちら

  • 2020.6.27
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「この世の全てじゃん」――。

ある飲食店が掲げた暖簾が、ツイッターで注目を集めている。

こちらを見てほしい。

 「定食」「鶏唐」「餃子」「刺身」「酒場」(画像はさまーこ(@mudani_deccai)さんから)

こちらは、ツイッターユーザーのさまーこさんが2020年6月25日に「寅˝むすこ食堂」(東京・国分寺)の店前で撮影したものだ。寅に濁点を付け「どらむすこ」と読むなんて、なかなかインパクトのある店名である。

だが、注目していただきたいのは店前に掲げられた暖簾だ。紺色ベースの布に、白い文字で

「定食」「鶏唐」「餃子」「刺身」「酒場」

と書かれている。お店の紹介をするまでもない。きっと定食やお酒、唐揚げから餃子、刺身が食べられるのだろう。肉・魚・酒、おおよそ「この世の全て」が揃っていそうである(野菜メニューもきっとあるはずだ)。

シンプルだが、言いたいことが伝わってくる暖簾。この写真を見た他のユーザーからは、ツイッターに

「ユートピア」
「シンプルイズベスト...」
「酒場、刺身、餃子、鶏唐、定食。この世の全てを手に入れた男、食事王」

といった反応が寄せられている。

暖簾の意図を店長に聞くと...

26日、Jタウンネットが投稿者のさまーこさんに、暖簾を見たときの感想を聞くと

「飲みに寄りたくなる強烈なインパクトがあるなーと思いました」

と話す。また「ここに飲みに入れば全てが揃っているんじゃないか...」とも。たしかに飲兵衛にはたまらない食べ物が暖簾には列挙されている。

いったいお店は、どんな思いで暖簾を掲げているのだろう。26日、寅˝むすこ食堂の店長・広末昇さんに話を聞くと、

「元々は、暖簾に何も書いていませんでした。ただ『こういうお店ですよ』と分かりやすいように暖簾に文字を書きました」

という。15年頃の開業当時は、暖簾に文字をつけていなかったそう。20年3月から「文字の方が、インパクトがある」と思って「餃子」などと書き込んだという。

「ぱっと見て、すぐ分かるかなあと...」(広末さん)

店は11時半から23時の間で営業し、昼から夜まで食事やお酒が楽しめるという。オススメの商品は、ボリュームのある定食や餃子とのこと。

ツイッターで暖簾が話題になったことについて、広末さんは

「ツイッターの投稿は拝見しておりました。影響があるかどうかは分かりませんが、投稿してくれて嬉しいですし、話題になったことも嬉しく思います」

と述べた。

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