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朝の1時間は未来の「種まき」を。朝活の第一人者が教える「モーニングルーティン」の極意

  • 2020.6.26
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早朝に飲み物を飲みながらリラックスする女性

朝1時間で未来の自分に種をまく

鉢植えのグリーン

朝の1時間は30分で1日の仕事を段取りし、後半の30分で緊急でないけれど重要な「種まき」案件を進めます。

「種まき」は“なりたい自分”になるためにするべきこと。わかりやすいのはスキルアップのための資格取得や英語の勉強などですが、じつは「種まき」は多くの人が頭ではその重要性をわかっているのに、ついおろそかにしていること。

池田さんは「つい先延ばしにしてしまうのは、大事だけれど、どこから手をつけていいのかわからないし、考えるのが面倒なものだから。また、週末などに時間がとれてもダラダラとしないのは、『種まき』を具体的なタスクとして、すぐできる状態にしておかないからです」と指摘します。

まさに、これが「終わったらやろう」と思い続けていても、いつまでもその日は来ないもの。

「だからこそ、緊急ではないけれど人生において重要な『種まき』部分をすぐとりかかれる状態にもっていく『タスク化』の技術を身につけることが大切です」

自分にとっての「種まき」を見極める

パソコンと手帳を広げる女性

種まきの重要性がわかったところで、次に考えたいのは何が自分の「種まき」になるかです。

「自分にとって種まきは何かを見極めるためには、『とりあえず』『念のため』と何となくやり過ごしていることを、『本当に必要かな?』の視点で優先順位をつけて見つめ直してみましょう。自分がどういう人生を送りたいか、どんな状態に幸せを感じるか。つまり自分の『志向』を最初に明確化することです」

自分が今のライフステージで何をいちばん大切だと思っているか、そのために何をすべきか(=種まき)が明らかになります。

種まきはキャリア以外にも、健康管理や家族との時間を過ごすことも入ります。そして、優先順位は考え方のクセでとらえ方が違う傾向があります。また家庭環境やライフステージにおいても変わってくるため、その都度、見直していくものです。

なぜ最初に「志向」を知ることが大切か。
「それは『今頑張らなければならないこと』と『放っておいていいこと』が明確になるからです。メリハリがつけられるようになれば部外者の言葉に右往左往せず、すべきことに集中できるようになります。目的がわかっていれば、『やっておいたほうがいい』といったそのほかの案件に忙殺され、無駄な時間を過ごすこともなくなります」

「志向」がわかれば、「いま頑張ること」の見極めができるように。そうして、自分の思い描く未来にタッチすることができるのです。

次回は、具体的なタスクの仕分けについてみていきましょう。

文・写真/庄司真紀

参考書籍

書籍

『「朝1時間」ですべてが変わる モーニングルーティン』(日本実業出版社)

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