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全部知ってた?映画「ランボー」シリーズにまつわる10のトリビア

  • 2020.6.23
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1982年に第1作が公開されて以来、世界的人気を誇る映画「ランボー」シリーズ。シルヴェスター・スタローンの代名詞とも言えるヒットタイトルだが、その最新作となる『ランボー ラスト・ブラッド』(6月26日公開)の公開を記念して、シリーズのトリビアをご紹介!マニアにはおなじみ(?)とも言えるこのネタ、あなたはいくつ知ってる?

【写真を見る】最新作にして完結編『ランボー ラスト・ブラッド』では、原点回帰したランボーが見られる?

【写真を見る】最新作にして完結編『ランボー ラスト・ブラッド』では、原点回帰したランボーが見られる? [c]2019 RAMBO V PRODUCTIONS, INC.
【写真を見る】最新作にして完結編『ランボー ラスト・ブラッド』では、原点回帰したランボーが見られる? [c]2019 RAMBO V PRODUCTIONS, INC.

1:実は小説が原作

いまも昔も小説を基にした映画は数多く作られているが、『ランボー』もその1本。米作家ディヴィッド・マレルのデビュー作「一人だけの軍隊 (原題:First Blood)」が原作だ。小説は1972年に執筆され評判となり、映画化権も同年に売られたが、企画は難航。権利は数々のスタジオを渡り、映画公開まで実に10年の歳月を費やしている。多くの映画化作と同様に、本作も原作からの改変がいくつか見られるが、もっとも大きな違いはラストでランボーが死ぬかどうか、という点。もし原作どおりにランボーが殺されていたらその後のシリーズ化はもちろんなかっただろう。マレルはその後第2作、第3作のノベライズも自ら手掛けている。

2:ランボーには実在のモデルがいる

原作者マレルがランボーのモデルにしたと言われているのが、アメリカの帰還兵で俳優のオーディ・マーフィ。彼は米陸軍軍人として第二次世界大戦を戦い抜き、数々の勲章を受章。戦後は映画俳優となり、自伝的作品『地獄の戦線』(55)に主演するなど華々しく活躍した人物だ。実は戦争経験に苦しめられていたことで知られており、不眠や悪夢、うつ病に悩まされていたという姿が、苦悩するランボーとも重なる。ちなみにマーフィは「一人だけの軍隊」が執筆される直前の1971年、航空機事故で46歳という若さで亡くなっている。

映画史にその名を刻む記念碑的なシリーズ第1作『ランボー』 [c]1982 STUDIOCANAL
映画史にその名を刻む記念碑的なシリーズ第1作『ランボー』 [c]1982 STUDIOCANAL

3:ランボーの名前は「リンゴ」から

映画があまりにも有名になったため、“ランボー”という響きからはつい筋骨隆々としたスタローンの姿をイメージしてしまうが、その名前の由来は意外にも果実のリンゴに由来しているそう。主人公に適した名前を探していたマレルが、「ランボー・アップル」という品種のリンゴにヒントを得て、仏詩人アルチュール・ランボーと響きが似ていることもあり採用したらしい。ちなみに、小説ではファーストネームはなく、「ジョン・ランボー」というフルネームがついたのは映画から。さらに付け加えると日本語の「乱暴」と似ているのは完全に偶然だ。

4:スタローンは“第一候補”ではなかった

最新作を含めシリーズ全作でランボーを演じているのはもちろんシルヴェスター・スタローン。彼以外のランボー像はもはやイメージ不可能だが、スタローンに落ち着くまでには紆余曲折があった。スティーブ・マックイーン、クリント・イーストウッド、ロバート・デ・ニーロ、ポール・ニューマン、ダスティン・ホフマン、ジョン・トラボルタ、ニック・ノルティといった十数人の俳優たちが候補となり、「役があまりにも暴力的」などの理由から実現しなかったと言われる。スタローンも話が持ち込まれた際に躊躇したそうだが、自ら脚本にも参加し、キャラクターをより共感しやすく書き換えたことで役を獲得した。ちなみに候補の1人だったアル・パチーノは、「原作以上に“狂った男”として表現したい」と意欲的だったが、スタジオ側に拒否されたらしい。

アル・パチーノはランボー役にめちゃくちゃ乗り気だった!? 写真:SPLASH/アフロ
アル・パチーノはランボー役にめちゃくちゃ乗り気だった!? 写真:SPLASH/アフロ

5:トラウトマン大佐は“アメリカ”を体現している?

シリーズでランボーに次いで重要な人物といえば、ランボーが唯一信頼を寄せる元上官のトラウトマン大佐だろう。当初はカーク・ダグラスが演じる予定だったが、プロデューサーたちと対立し降板。故リチャード・クレンナが4作にわたって演じ(4作目では回想映像のみ)、独特の存在感で後年、数々の作品に影響を与えた。そんな名キャラクターの名前はサミュエル・“サム”・トラウトマン。ランボーの父親のような存在ではあるが、その名のように父というよりおじさん=アメリカ合衆国を擬人化したアンクル・サム(サムおじさん)を意識していると思われる。

「最も暴力的な映画」としてギネスブックにも認定された『ランボー3 怒りのアフガン』 [c]1988 STUDIOCANAL
「最も暴力的な映画」としてギネスブックにも認定された『ランボー3 怒りのアフガン』 [c]1988 STUDIOCANAL

6:1作目でランボーは誰も殺していない

あまりにも有名な事実ではあるが、1作目でランボーは誰一人殺していない(狙撃してきたヘリに投石したことでガルトが落下して死んでいるが、直接的には手を下していない)。決定的に殺せるシーンもいくつかあるが、決して彼はとどめを刺さない。むしろ殺そうとしているのは、ランボーを追う保安官たちである。この点が、ベトナム戦争による後遺症という問題を扱った秀逸な社会派作品としても評価されているゆえんだろう。ただし、その後のシリーズではランボーの手により死体の山が築かれることとなり、『ランボー3 怒りのアフガン』(88)は「最も暴力的な映画」としてギネスブックに登録されるまでになった。

7:スタローンは本当にケガをしている?

極限まで肉体を鍛え、過酷なスタントにも自ら挑んでいるスタローン。木から飛び降りるシーンで肋骨を骨折するなど、シリーズでは数々のケガに見舞われている。ちなみに1作目で本当に傷ついた腕を自ら縫合していると言われるが、これは特殊メイクで腕にポンプを隠していたらしい。あまりにもリアルで痛々しかったため本物の傷だと思われたのかも?

8:ランボーのナイフはオーダーメイド

ランボーの扱う武器で有名なものの一つがナイフだろう。そのカッコよさとあまりの万能さに憧れた往年のファンも多いはず。このナイフは、既存のサバイバルナイフにない迫力を求めてスタローンがナイフデザイナーのジミー・ライルに依頼し特別に作られたもの。極限状態でも信頼できる“相棒”的な存在にするため、防水性があり、マッチや薬などを収納できる中空構造のものとなっている。3作目以降のナイフは、ギル・ヒブンの手によるより見映えを重視した大柄のものと変更されたが、あなたはどちらがお好き?

あのジェームズ・キャメロンも脚本に参加した『ランボー 怒りの脱出』 [c]1985 STUDIOCANAL
あのジェームズ・キャメロンも脚本に参加した『ランボー 怒りの脱出』 [c]1985 STUDIOCANAL

9:2作目の脚本はジェームズ・キャメロンだった

1作目のヒットを受けて製作された続編『ランボー 怒りの脱出』(85)で脚本に参加したのは、『タイタニック』(97)、『アバター』(09)などで知られる巨匠ジェームズ・キャメロン。若き日の彼は、後にヒット作となる『ターミネーター』(84)や『エイリアン2』(86)の脚本と同時期に本作に関わっていたという。入念に下調べをして意欲的に執筆を行っていたが、途中でスタローンと衝突。第一稿で離脱してしまい、スタローンが大幅に書き直してしまった。映画は結果として大ヒットするが、キャメロン版で映画化されていたらどんな仕上がりだったのか、気になるところだ。

ミャンマーで上映禁止となった『ランボー 最後の戦場』 DVD「ランボー 最後の戦場」発売中 ¥1,143+税 [c]2007 EQUITY PICTURES MEDIENFONDS GMBH & CO.KG IV
ミャンマーで上映禁止となった『ランボー 最後の戦場』 DVD「ランボー 最後の戦場」発売中 ¥1,143+税 [c]2007 EQUITY PICTURES MEDIENFONDS GMBH & CO.KG IV

10:『ランボー 最後の戦場』(08)はミャンマーで禁止された

シリーズ4作目となる『ランボー 最後の戦場』では、実際に残忍な暴力が横行している地域を描きたいというスタローンの意向により、ミャンマーが舞台に。軍事政権によるカレン族の迫害などが描かれている。軍政下のミャンマーでは、論争の的になることから映画の上映を禁止したが、海賊版が出回り、地下取引が行われるほどの人気になったそう。

シリーズ最新作『ランボー ラスト・ブラッド』は6月26日(金)より公開 [c]2019 RAMBO V PRODUCTIONS, INC.
シリーズ最新作『ランボー ラスト・ブラッド』は6月26日(金)より公開 [c]2019 RAMBO V PRODUCTIONS, INC.

文/編集部

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