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ディズニー従業員が「絶対に所持してはいけない物」を隠し持っていた疑いで逮捕

  • 2020.6.20
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米ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの従業員2人が「絶対に所持してはいけない物」を所持していた疑いで逮捕された。(フロントロウ編集部)

夢の国の職員が「児童ポルノ」所持で逮捕

アメリカ・フロリダ州オーランドにあるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートで働いていた男性従業員2人が児童ポルノ所持の疑いで地元警察に逮捕された。

ジャスティン・ハザン容疑者(32)とアーランドレス・シムズ容疑者(36)は、ルームメイトとして一緒に暮らす自宅のパソコンに、それぞれ児童ポルノ描写が含まれる動画や児童ポルノの宣伝動画などのファイルなどを保存していたことが捜査により判明。そのなかには4~5歳の幼い子供の姿が確認されたものもあったという。

警察の調べに対し、ハザン容疑者は、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート内のテーマパークの1つ、ディズニー・ハリウッド・スタジオにある、映画『スター・ウォーズ』をテーマとした人気アトラクション『ミレニアム・ファルコン:スマグラーズラン』のオペレーターとして働いていたと供述。児童ポルノのダウンロードと所持に関して罪を認めている。

画像: 『ミレニアム・ファルコン:スマグラーズラン』の外観
『ミレニアム・ファルコン:スマグラーズラン』の外観

一方のシムズ容疑者は、同リゾート内の別のパークであるディズニー・アニマル・キングダムで配膳係として働いていたといい、同じく児童ポルノのダウンロードと所持に関して罪を認めている。

ハザン容疑者とシムズ容疑者はカレッジ時代からの知り合いで、最近になり、勤務先であるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートから車で約20分ほどのダベンポートという地域で同居を始めたという。

両容疑者への捜査は、ポーク郡警察のサイバー犯罪部門が実施した児童ポルノの所持・販売・流通の根絶を目指す「オペレーション・ガーディアン・イノセント・V」と呼ばれるオペレーション下で行なわれたもの。今回の一斉検挙では、ハザン容疑者とシムズ容疑者を含む計16人が逮捕された。

オペレーションの指揮を執ったポーク郡警察署のグレーディー・ジャッド保安官は、公式会見を通じて「児童ポルノをネット上にアップロードして共有している者たちは、子供たちを何度も何度も被害に遭わせています。今回のオペレーションで逮捕された容疑者たちは、児童ポルノへの需要を生み出し、流通経路を開拓することで、世界中の子供たちを大きな危険に晒していました。彼らの行動は汚らわしいものです」と、厳しいコメントを述べた。

日本の東京ディズニーランド・リゾートを含め、ウォルト・ディズニー・カンパニーが運営するテーマパークは、言うまでもなく、子供たちがたくさん集う場所。そんな夢の国に、児童ポルノを食い物にする性犯罪者が従業員として潜んでいたとは、考えただけでも背筋が凍る。

ちなみに、ポーク郡警察署は、ハザン容疑者とシムズ容疑者以外の逮捕者の名前や年齢、顔写真、そして勤務先なども公表しており、その中には、2児の父であり、地域の医療センター看護士として働く38歳の男や、両親や年少のきょうだいたちと同居中の18歳の男性なども含まれていた。

ウォルト・ディズニー・ワールド内のテーパマークで働いていた従業員が児童ポルノの所持の疑いで逮捕されたのは、今回が初めてでななく、2019年11月にも2名の男性従業委員が同容疑で逮捕されていた。同2名に関しては、ディズニーが後の声明で、即刻解雇としたことを発表した。(フロントロウ編集部)

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