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思いきりインテリアを楽しむ。10畳のLDKのつくりかた

  • 2020.6.20
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「見たことがない」部屋に

写真や、印刷デザインのお仕事をされていらっしゃるslumpさん。 2年前から、10畳ほどのワンルームを借りて、お仕事や打ち合わせの場所として活用されていらっしゃいます。

「仕事場」といっても、インテリアをトコトン楽しんでいらっしゃるのがとても印象的で、「10畳のLDK」を素敵に彩るコツをお伺いしました。

居心地良さそうなソファや家具、たくさんの植物が配された空間。

家具を選んだ時のポイントは、「見たことがないものを選ぶ」こと。「パッと見て、これはあそこの家具だな、とわかるものはなるべく選ばないようにしました。そのほうが、見たときのインパクトがあると思って」

ソファは地元徳島のインテリアショップ「house」で選んだもの。上の写真に映る三角形のガラストップのテーブルはKEYUCAのもの。

IKEAのウッドデッキを敷き、板壁を立てたベランダにも、植物がいっぱい。

ソファを置かれている側のお部屋のテーマは、「デンマークインテリア」。 ソファやテーブル、スツールなどの家具は「テーパー」と言われる先細りになった脚のもので揃えています。

印象的なデンマークチェストは、「DOUBLEDAY」で購入したヴィンテージ。

間接照明&プロジェクタで彩る夜の雰囲気も素敵ですね。

部屋のシンボルになるスワッグ

仕事場として来客も多い空間であるため、「誰かが部屋に来たときに、写真に切り抜けるスポットをなるべく多くする」ことを意識しているというslumpさん。

「ソファ側も、ダイニング側も、キッチンも、切り抜いたときに絵になるスポットを全てのコーナーで作るんです。テイストも、デンマークや北欧インテリア、アフガンのラグ、英国アンティーク、キッチンはアメリカのミッドセンチュリーなど、いろんなものをミックスしていて。自分がいろんなテイストが好き、というのもあるんですが、いろんなテイストがあれば、どんなテイストが好きな人にもハマるかな、と」

ダイニング側はソファ側とはあえてガラリと雰囲気を変えています。

アンティークのダイニングテーブルは、天板をスライドして大きさを変えられるエクステンションテーブル。アーコールのウィンザーチェアと、シキファニチアの椅子を合わせています。

ソファ側とは雰囲気を変え、「英国アンティーク」をイメージしているダイニング側。 インパクト大の深みのあるチークのエクステンションテーブルを中心にして、でもあえて抜け感を作るため、壁側に置いたコンソールテーブルはあえてナチュラルな色味の木材でDIY。作業台にしたり、季節に応じてディスプレイを変えて使います。

そして壁には、「部屋のシンボルになる何かがあった方が良い」と、地元の花屋さんにお願いして作ってもらったスワッグ。

生の状態から少しずつ色が抜けて、完全にドライに。時間の変化も楽しめるって素敵ですね。

こちらのスワッグは、縦横、それに奥行きのサイズを指定し、作ってもらったオリジナルのもの。壁が一気に華やぎ、部屋に入ったとき、まず目に入るインパクトのある場所になっています。

ルールを決めて楽しむ「ミックステイスト」

コーヒーを淹れたり、ランチを作ったりと活躍する、小さなキッチン。「物がぎっしりあるのが好き」とslumpさん。お気に入りのいろんなアイテムが集合するキッチンは目にも楽しいですね。

「コーナーごとに縛りを作ってその中で完成させること」を意識されているとのこと。ミッドセンチュリーがテーマのキッチンは、白を基本に、ステンレス、シルバー、黒、木のものだけを置くのがルール。プラスチックのものは買わず、キャニスターやナイフも同じデザインのシリーズで揃えます。

冷蔵庫の横に置いている棚はIKEAのBILLY。仕事をしているときのモチベーションが上がるように、必要な道具はきちんと揃えています。冷蔵庫に載っているのはマーシャルのBluetoothスピーカー。コーヒーを楽しむための器も充実。

ちょっとした息抜きって、仕事中も、家事をする上でも、とても大切ですよね。

slumpさんのこだわりや、素敵なものがたくさん詰まった10畳の空間。一人暮らしのワンルームや1LDKで、二人暮らしの2LDKで、「どう空間を彩っていいのかわからない」と迷った時、参考にできそうなポイントがたくさんあるな!と感じます。「暮らすように働く」をトコトン楽しんでいらっしゃるお部屋でした。

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