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科学が実証! 私たちが元カレに冷たくできない理由とは?

  • 2020.6.16
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その昔、R&Bシンガーのザ・ウィークエンドと別れたセレーナ・ゴメスは、悪名高き元カレのジャスティン・ビーバーと復縁したかのように見えた。

ジャスティンにとってセレーナは、最初の女でも最後の女でもない。それなのに私たちは、どうして過去のパートナーと必死で良好な関係を保とうとするのだろう。

別れた人と友達でいようとするのはいいけれど、その計画が思い通りに進むとは限らない。

米カンザス大学の調査チームは、破局後のカップルが友達として付き合い続ける理由を明らかにするべく、2本の研究論文をレビューした。

1本目の論文は、すでに別れたパートナーとの関係および友達として付き合い続ける理由を問うアンケートに、男性115名と女性173名が答えたもの。回答者の59%は元カレ・元カノと友達付き合いを続けており、その理由には「培ってきた友情を失いたくないから」「思い出や歴史を分かち合ってきたから」「それが礼儀だと思うから」などが含まれた。

調査チームによると人々は、「その方が安心」「その方が現実的」「それが礼儀」「まだ気持ちが残っている」という主に4つの理由から、別れたパートナーと友達として付き合い続ける。

安心感を理由に友達付き合いを続けるのは、この先も相手から気持ちの面でのサポートやアドバイスを受けたいと思っているから。現実的な理由には、「共同養育をしている」「相手がいないと経済的に困る」「共有資産の分配をしなければならない」などが含まれる。破局後も礼儀を重んじたいと思うのは、それで不必要な衝突やドラマが避けられるかもしれないから。まだ気持ちが残っているというのは、そのまんまの意味。

2本目の論文では、別れた理由や友達でいたい理由によって、その後の2人の関係が変わるかどうかを調べるために、調査チームが男性241名と女性293名を対象としたアンケートを行った。

その結果「破局後の交友関係は、満足のいくものでも全く満足できないものでもなく、ニュートラルなもの」になるのが一般的。でも、気持ちが残っているからという理由で始めた友達付き合いは大抵悪い結果に終わり、安心感や現実的な理由から始まった友達付き合いは大抵良い結果に終わる。そして、現実的な理由または礼儀から始まった友達付き合いは、長続きする確率が低い。

別れた人と友達でいたいと思うのは、他人が何と言おうと最終的に個人の選択。そして今回の調査結果は、それが実際に可能であることを示している。

※この記事は当初、アメリカ版ウィメンズヘルスに掲載されました。※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。 Text: Nina Bahadur Translation: Ai Igamoto

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