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子どもを見ながらの在宅ワークに限界… どうすれば集中・効率化できる?

  • 2020.6.16
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Q.未就学児がいても集中して仕事を進める方法はある?
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出典:シティリビングWeb

夫婦ともに在宅ワークで未就学児がいるため、仕事が思うように進みません。

夫は早朝と昼食の時間帯はフォローしてくれますが、それ以外の時間帯はほぼ私が子どもの面倒を見ながら仕事をしています。同じ仕事量をこなそうと思うと、今までよりも長時間の業務に。この状況で集中して仕事を進めるためのいい方法はありますか?

A.在宅ワークのメリットを最大限に活用しよう

未就学児の子どもを見ながらの在宅ワーク、本当にお疲れ様です。「どうすれば集中・効率化できる?」と前向きに考えている相談者さんは、素晴らしいです! 新型コロナウィルスの影響で、急遽在宅ワークを導入した職場が多く、適切な準備ができていなかったことが、大きな戸惑いであったかと思います。

問題解決のための5つの視点をご紹介しますので参考にしてください。

1.夫婦間で「育児」の役割分担を話し合いましょう

今回のコロナ禍では、「育児」は誰の仕事か?という観点が注目されました。医療関係者のお子さんは保育園での預かりが継続されましたが、それ以外の人は自宅で保育することを選んだ人も多かったのではないでしょうか。祖父母との同居もなく、夫婦共働きで育児されている人にとっては、悩ましい決断であったと思います。

自宅とはいえ、5歳以下のお子さんが一人で長時間過ごせるはずもなく、誰かが子どもに寄り添い、お世話をする必要があります。その“ケア役割”は、誰が担うのか、ご夫婦で真摯に話し合うことができたでしょうか。

2.住環境は育児しながらの在宅ワークに適している動線か?

自宅内環境が、在宅ワークをするご夫婦の助けになっていますか?近隣住人への気配りや子どもの事故防止策など、あらゆる想定をしなければなりません。子どもがいると、洗濯、料理などの負担は増えますので、家事動線が悪いと、効率的な仕事を阻害する要因となります。作業スペースの確保に加え、子どもが一人で過ごせる環境を作ることができれば、かなりの時間を捻出可能です。効率的な自宅空間の使い方という観点も取り入れてみてください。

3.夫婦双方の職場からの理解や支援は得られていますか?

緊急事態宣言下で不要不急の外出を避けたように、重要度・緊急度など、業務タスクの優先順位を見直しながら業務に取り組めましたか?緊急ではないけれど重要な役割を担う家庭の事情までを与して、職場の同僚や上司などから援助が得られていたでしょうか?

夫婦共働きであるならば、「育児」は、夫婦間でフェアに分担すべきだというのが筆者の意見です。所属し勤務する職場からの理解と協力を得るために、夫婦双方が働きかけるべきでしょう。

4.本人の時間の使い方の工夫と努力

相談者さんは、長時間勤務になってしまったとしても、これまでと同じ量の業務をこなそうと努力されています。1日24時間の範囲で睡眠時間を削ってでもやり遂げるべき業務と、後からでもフォローできる業務との線引きはできていますか? 感染症の危険も迫る中、通常よりもお子さんは不安定な心理状態におかれています。適切な判断ができるのは、最終的には親御さんだけです。お子さんの状態を最優先に、仕事の量を調整し、家族全員の心身の健康維持にも配慮してください。

5.新しい行動様式を取り入れるとともに価値観を変化させられるか

人間の力には限界があります。短期的な危機は乗り越えられたとしても、過労状態では集中力も効率も上がりません。どれだけ優秀な人だとしても限界にぶつかります。

本質的に効率化を考えるのであれば、無駄な打ち合わせや会議をなくす、IT化できることはITに任せる、8時間働かなくてはならないという考えを辞めるなど、これまでの価値観を転換してしまうとラクになります。9時~17時が定時、という時間に縛られた働き方をなくすだけでも、育児との両立はしやすいです。筆者は21時には子どもと一緒に寝て、朝3時から7時に集中して仕事をこなすなど、在宅ワークならではの工夫もしています。

以上、具体的な対応策を列挙してみました。なにがしらの参考になれば幸いです。

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