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地面にタコさんウインナーが大量出現? 微笑ましすぎる子供のイタズラが話題「癒されました」

  • 2020.6.12
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突然だが、こちらの写真をご覧いただきたい。

何に見えるだろうか。

 大量のタコさんウインナー?(画像は武者小路実篤記念館提供)

石畳の中央に、集まっている赤茶色のモノ。30個以上あるだろうか。てっぺんは丸く、末広がりに立っている。なんだか、タコさんウインナーのようではないだろうか。

こちらは、武者小路実篤記念館(東京・調布市)の公式ツイッターが2020年6月3日、

「タコさんウインナー?ざくろの花の、花びらが散った後の子房部分です」

として投稿した写真だ。タコさんウインナーの正体は、ザクロの子房。だが花びらが散っただけで、子房は写真のように立つものなのだろうか。

どうやら、そうではないらしい。同館は先ほどの写真に続けて、

「実篤公園にいらした小さなお子さんが並べて行き、その後いらした別のお子さんも続いて並べてくれて、可愛い風景が出現しました」

とも呟く。ザクロの子房が子供にはタコさんウインナーに見えていたのだろうか。なんて、ほほえましいのだろう。

この投稿を見た、他のユーザーからも

「ほのぼのして癒されます」
「可愛らしい光景ですね」
「かわいいタコさんウインナー」

といった反応が寄せられている。また「this look yummy」(美味しそう)と、海外のユーザーの声も届いている。

「掃除と掃除の間に...」

6月4日、Jタウンネットは、写真を撮影した武者小路実篤記念館の職員に詳しい話を聞いてみた。

日本の小説家であり詩人、画家などの肩書をもつ武者小路実篤の邸宅(現:実篤公園)の隣接地に、記念館は建っている。その入り口付近にザクロは花を咲かせている。

 ザクロの木。6月初旬が花盛りだという(画像は武者小路実篤記念館提供)

撮影したのは昼頃だが、午前中に館内受付の担当者が、小さい子供が散ったザクロの子房を立てていたのを見かけたという。

「かわいい」「微笑ましい風景だね」といった話が、館内で共有され、その話を聞いた職員が写真をパシャリ。すでに子供の姿は見えなかったというが、撮れた写真のかわいさから、ツイッターに投稿したそうだ。

5月の最終週くらいから咲き始めたザクロは、6月初旬が花盛りの時期だという。地面に落ちずに、咲き続けるとザクロの実になるそうだが、花の段階でかなり落ちてしまうとも。

「いつもですと、落ちた花びらなどを定期的に掃除しているのですが、昨日(3日)に関しては、掃除と掃除の間に子供達が、ザクロを立て始めたようですね」(職員)

ちなみにタコさんウインナー型のザクロには、ツイッターで「よく見たら顔ついてる」といった声もあがっている。

 顔のよう?(画像は編集部編)

たしかに、黒い斑点模様が、顔にも見えてしまう。その声に、職員は

「顔を誰かが描いたわけではなく、傷があったのかなと...。つけたものではないです(笑)」

と話していた。

「タコさんウインナー」は、4日の朝の段階で、まだ掃除されずに立っているそうだ。ただ「植物は生ものですので、どんどん色とかは悪くなってしまうと思います」と話す。そのため同日中には、片づけてしまうという。

投稿が話題になったことについて、職員は

「びっくりしましたね。夜中から朝にかけて、どんどんリツイート数などが増えていくので...。

写真は、見ただけで通じるものなんだなって思いました。実篤記念館を知らない人や、リツイートしてくださる方に外国の人もいるそうで、国が違っても『可愛い』と思ってくれるのだなって。何はともあれ、びっくりしましたね(笑)」

と話した。

なんだか、とてもほっこりする出来事。心が和んでしまった。

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