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人気フラワーアーティスト・前田有紀さんが伝授!おうち時間を楽しめる初夏フワラーアレンジ。

  • 2020.6.11
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おうちで過ごす時間が増えて、お花を部屋に飾るようになった人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、フラワーアーティスト・前田有紀さんが教えてくれた初夏のお花の楽しみ方をご紹介します。

1.新緑に季節ぴったり。「紫陽花」のおすすめカラーとアレンジ。

初夏の始まりと言えば、紫陽花の季節ですね!紫陽花が好き!という方も本当にたくさんいらっしゃると思いますが、私も毎年仕事でこの時期はたくさんの紫陽花を花材として使っています。装飾やブーケ制作などに欠かせなくて、紫陽花とととに様々なお仕事を進めています。

様々な色が出回るこの季節ですが、一番おすすめなのは、明るいグリーンの紫陽花。大きくて存在感のある紫陽花ですが、グリーン系は他の花との相性もよく、新緑の季節にぴったりの爽やかな世界観を表現できます。

そして、生花で楽しんだあとは、そのまま吊るしてドライフラワーとしてもぜひ楽しんでもらいたいです。はっきりした色のパープルやブルーの紫陽花よりも、グリーンやアンティークっぽい色合いの紫陽花の方がドライフラワーになりやすいです。一輪でも金額の高いものもとても多いのですが、ドライフラワーになっても楽しめる品種を選んで、長く飾っていられたらいいですね。

2.週末は、ブルーの花でお部屋に涼しさを。

蒸し暑い日も増えてくる時期。この夏の始まりの日々に、自宅に飾るにも、仕事で仕入れるのにも、ブルーのお花を取り入れることが多いです。ブルーの草花を飾ると、部屋の雰囲気も涼しげになり、ちょっと爽やかな気分になります。中でもオススメのお花を集めてみました!

トゲトゲしたあざみのようなお花。花だけでなく、苞も茎も青く色づくので、とても清涼感のあるお花です。そのままドライフラワーになってもブルーが残ります。その鮮やかな青は、デルフィニウムだけのもの。もともと家に幸せを運ぶツバメに花が似ていることから、和名で飛燕草とも呼ばれています。を運ぶ花とも言われているのでちょっと気分をあげたいときにもおススメです。

初夏のこの季節はブルーやパープルのアリウムが出回る時期でもあります。こちらはブルーパフュームという品種で丸っこい形がなんとも可愛らしい。小さなパープルブルーのお花が美しいスターチス。どんな草花とも良く馴染み、そのままの色を残してドライフラワーにもなります。野原で摘んできたような雰囲気を漂わせているため、野草が大好きな私の仕事でも大活躍しています。

今回は、実がついているサンキライやアストランティアと合わせていけてみました。色々な種類のブルーのお花。お花屋さんでもピンクやオレンジなどの暖色系に目がいく方も多いと思いますが、この季節におすすめのブルーのお花を飾って、梅雨のじめじめに負けずに爽快に過ごせたらと思います!

3.いまが旬の季節のお花「芍薬」をおうち時間に。

最近、自宅で過ごす事が増えて、お花を飾る人が増えているような気がします。私たちのブランド〈gui〉にも、定期便やお家に飾るオーダー多くいただいていて、毎週様々なお花をお届けしています。そんな中いままさに旬を迎えているのが、「芍薬(しゃくやく)」!

芍薬の魅力は、咲いた時の華やかな花姿。蕾から少しずつ開いていき、満開になり、花びらが散っていくまで。そのダイナミックな移ろいを日毎に楽しめることが挙げられます。今は、ステイホームが続いている中ですので、自宅でゆっくり変化を楽しみながら、過ごす事もお勧めです。

芍薬を手にされたお客様からよくいただくのが、「蕾で買ったら最後まで咲かなかった。どうしたら?」という質問。持ち帰った芍薬の蕾が硬くてなかなか開かないものは、40度くらいのお湯に入れてあげると咲き具合が進みます。本来は涼しいところに飾る方が長く楽しめますが、咲かせたい時には、暖かいところに置いておくとなおよし!その際に茎を短くして、切り戻してあげると、ぐっと花の開花がすすみます。こちらは、〈Hananono〉の代表江原さんからアドバイスをいただいたので、ぜひトライしてみてください。

(photo&text:Yuki Maeda)

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