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「入梅」ってなんのこと? 「梅雨入り」とどう違うの?

  • 2020.6.10
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暦には、毎年6月11日頃に「入梅(にゅうばい)」という記載があります。これは、暦の上での梅雨の始まりで、2020年は6月10日(水)。実際の「梅雨入り」は各地で異なり、各地の気象台から発表されています。入梅の時期は、青い梅の実がスーパーや八百屋さんに並ぶ頃。この時期しか採れない青梅を使った梅酒の作り方も紹介します。

毎年6月11日頃は「入梅」。入梅の由来や楽しみ方を、和文化研究家の三浦康子さんに教えてもらいました。

入梅とは?

入梅(にゅうばい)とは、季節の移りかわりの目安となる雑節(ざっせつ)のひとつで、暦の上ではこの日から梅雨の季節に入ります。

昔は、「芒種(ぼうしゅ:二十四節気のひとつで6月6日頃)以降の、最初の壬(みずのえ)の日」または「立春から数えて135日目」などとされていましたが、現在は「太陽の黄経(こうけい)が80度に達した日」で、毎年6月11日頃になります。

2020年の入梅は6月10日(水)。以下のように毎年日付が異なります。

※正式には前年に日付が確定します。

2021年6月11日(金)

2022年6月11日(土)
2023年6月11日(日)
2024年6月10日(月)
2025年6月11日(水)

入梅にも梅雨にも「梅」の文字が使われていますが、これは梅の実が熟す頃だからという説が一般的。入梅に対して、梅雨が明けることを「出梅(しゅつばい)」と呼びます。

「入梅」と「梅雨入り」の違いは?

入梅とは、梅雨に入ること。

農家にとって梅雨入りを知ることは重要だったため、季節の変化をつかむための雑節のひとつとして「入梅」が設けられ、暦には6月11日頃に「入梅」が示されています。

もちろん、実際の梅雨入りは各地で異なります。現代は、気象庁などの発表をもとに、各地の「梅雨入り」が報じられています。5月中旬ごろに沖縄地方で梅雨入りし、九州、四国、本州へと梅雨前線が北上します。北海道には梅雨はありません。

沖縄ではすでに梅雨入りしていますが、今年は、九州から東北にかけて、概ね平年よりも遅い梅雨入りが予想されています。また、梅雨期間の雨量は、東北と北陸地方では平年並み、その他の地方では平年並み〜平年より多い予想になっています。

梅雨入りする前に、レイングッズの準備や大雨による災害への備えをしっかりしておきましょう。

梅酒を仕込んでみよう

入梅の頃には青梅(あおうめ)が出回り始めます。昔から「梅は三毒を断つ」という言葉があり、梅は食毒(食生活からくる体内バランスの乱れ)、血毒(血液の汚れ)、水毒(体内の水分の汚れ)を除いて、体のさまざまな機能を改善する効果があると言われてきました。この時期しか採れない青梅を使って、梅酒を作ってみてはいかがですか。

【作り方】

1.青梅(1kg)は洗って水に6~8時間つけ、アク抜きする


2.ザルにあげて水を切り、布巾で水気をよく拭き取る

3.成り口(実が枝についていた部分)に付いているホシ(軸)を、竹串で実を傷つけないように取り除く

4.熱湯で殺菌した広口瓶に、青梅と氷砂糖(500~800g)を交互に入れる。

5.ホワイトリカー(1.8L)を注ぎ入れ、密閉して冷暗所に保存する。

2〜3か月後には飲めるようになりますが、1年以上熟成させるとより深い味わいになります。また、ホワイトリカーの代わりに日本酒やブランデーを使ったり、甘味を黒砂糖やはちみつに替えたりしてオリジナルの梅酒を作っても。お酒が苦手なら梅ジュースを作るのもおすすめです。

[All Photos by shutterstock.com]

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