1. トップ
  2. 恋愛
  3. 決断は出産後でOK? 「共働き」と「専業主婦」のメリット&デメリット

決断は出産後でOK? 「共働き」と「専業主婦」のメリット&デメリット

  • 2015.4.24
  • 10853 views

【ママからのご相談】

妊娠25週のプレママです。今回、初めての出産を迎えます。今は正社員でフルタイムで働いていますが、出産後のことが心配です。 産休はもちろん取りますが、それ以後、子どもを預けて働くことなどに不安があります。復帰か辞めるか、仕事をどうするべきかで悩んでいます。

●A. 決断は出産後でも遅くありません。

ご相談ありがとうございます。フリーライターの桜井涼です。

多くの女性が相談者様と同じ悩みを抱えています。子どもが病気やケガをすると母親が迎えに行かなくてはならなくなり、「会社に居づらい目にあうかも」なんて考えてしまいますよね。それに、「子どもにとって、一緒にいてあげた方がいいのかも」とも悩みます。

こういった悩みには、個人差や生活環境が関わってきます。特に母親の心の感じ方が大きいです。ですから、出産してお子さんとの生活をしていく中で決める方がいい答えを出すことができます。

●働くメリット・デメリット

働くメリットの中で大きいのは、社会に関わりを持っていることを実感できることではないでしょうか。それに金銭的な面もありますよね。人との関わり合いでさまざまな情報を得られたり、自分の時間が取れやすいこともメリットになります。

デメリットは、就業時間中に預け先から電話が来て早退を余儀なくされることでしょうか。これは働いている人にとって、子どものことも心配だけど、続けて休みを取りづらいなどの悩みのタネになります。

産休を取っている間に感じるのは、「自分が社会に取り残されているのではないか」という不安がついてまわる人もいます。これがストレスに感じてしまう場合、子どもを預けてでも仕事をするといいでしょう。仕事をして子どもと距離をおいた方がいいという場合もあります。

実際に私も出産後、2か月で仕事に戻りました。24時間子どもといることも大切でしたが、仕事で気分を切り替え、新たな気持ちで子どもと向き合った方が、子どもに対してストレスを感じることが少なかったからです。

●専業のメリット・デメリット

専業主婦のメリットは、子どもと過ごすことのできる時間がたくさんあるということですね。具合が悪くなってもすぐに病院に連れて行くことができますし、成長過程を間近で見ることができます。

デメリットは、金銭面のこともありますが、社会から切り離されたような感じがしてしまうということです。ずっと家にいることでイライラをため込んでしまう場合もあります。

子どもと一緒に過ごすことが楽しいと感じる人も大勢います。育児に専念したいと感じるならば、こちらの方が向いています。

生活面の全てを自分がしっかりやって、子どもの面倒もちゃんとやりたいと感じたら、専業主婦になることを選ぶといいでしょう。

●子どもと接してみて、どんな気持ちになるかそれから決めても遅くない

仕事を持つか、専業主婦になるかは、産休中に子どもと接してみてから決めても遅くはありません。妊娠中に決めてしまうよりも、子どもの顔を見て、育児を体験してから決めた方が、自分の気持ちにあった選択ができます。

家計が大変だから働かなくちゃいけない場合は、パートタイムの仕事でもいいです。また、ワークシェアを利用したりすることもできます。今は自宅で就業が可能になっている時代です。お子さんが寝ている間に仕事をするといった働き方を選ぶことができますので、今すぐ無理して決める必要はありません。

ただし、働くことを決めた場合の子どもの預け先を決めることや、病後児保育(病気でも預かってくれる病院が経営している保育園など)をしてくれるところを探しておくことは必要ですね。今の相談者様のご家庭は、今は夫婦で収入があります。ですから、さほど金銭的に苦労はしていないかと思います。これからは、出産後のことを考えて必要な金額を試算したり、自宅で働くためにどうすればいいかといった情報を集めておくことの方が大切です。

----------

多くの女性が相談者様のような悩みを抱えて、妊娠中から悩んでしまっています。悩むことは悪いことではありませんが、悩みすぎることは母胎によくありません。

今は、情報を集め、自分と家族にとって一番いい方法を選べるように準備しておきましょう。元気な赤ちゃんを産むことが一番大きな仕事ですから、無理のない範囲で行ってくださいね。

【参考文献】

・『働くママ専業ママ 子どものためにどっちがいいの?』三沢直子・著

●ライター/桜井涼(フリーライター)

新潟県佐渡島出身。親が転勤族だったため、幼少期より引越し・転校を多数経験しました。母親が病弱だったこともあり、「地球が滅亡しても生きていける!」と呼ばれている父の元、家事からサバイバルまでを様々経験してきました(そのワザが震災時に大活躍!)。4人兄弟の長として奮闘してきましたが、現在は、2児の母をしています。妊娠中と出産のハプニングを乗り越え、今はフリーライターとして活動中です!

の記事をもっとみる